Allseasのパイプライン敷設船がメキシコ沖で座礁

Allseasのパイプライン敷設船がメキシコ沖で座礁 事件・事故
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Allseasのパイプライン敷設船がメキシコ沖で座礁

2024年9月7日、メキシコのコアツァコアルコス(Coatzacoalcos)沖でAllseasのパイプライン敷設船「Tog Mor」が座礁する事故が発生。

事故当時、「Tog Mor」はコアツァコアルコス川のターミナルへ向かって曳航中に荒天による波浪でタグボートの曳航ラインが切れて漂流。コアツァコアルコス川河口から東の砂浜に座礁。

「Tog Mor」のAIS情報による航跡では、9月7日16時頃(現地時間)にコアツァコアルコス川河口付近まで航行した後、東へ流されて漂流したようです。現地メディアによると、悪天候のため救助活動は翌日の9月8日におこなわれ、ヘリコプターにより乗組員135人を救助。今後の離礁作業に向けた監視の目的で7人の乗組員が船上に残っているという。

パイプライン敷設船「Tog Mor」は、アメリカのテキサス州からメキシコのタバスコ州までガスを輸送するPuerta al Sureste gas pipelineと呼ばれるガスパイプライン敷設工事に従事していました。

パイプライン敷設船「Tog Mor」

パイプライン敷設船「Tog Mor」
出典:Allseas

パイプライン敷設船「Tog Mor」は1976年に建造後、1997年にAllseasが購入し、2001年から2002年にかけてパイプライン敷設船として改造。非自航式のようですが、10点係留設備を備えており、直径60インチ(約1.5m)までのパイプライン敷設が可能。

船名Tog Mor
クレーン能力300トン
長さ154m
27m
深さ6m
宿泊設備144人
船籍マルタ

座礁したパイプライン敷設船「Tog Mor」から救助をおこなう様子

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