Bibby Marineの新造eCSOV「Staffordshire」進水




出典:Bibby Marine
2026年10月12日、Bibby Marineはスペインのビーゴ(Vigo)にあるArmon Shipyardで建造しているeCSOV(electric commissioning service operation vessel)「Staffordshire」の進水式をおこなったと発表。
10月10日におこなわれた進水式では多くの関係者が見守る中、eCSOV「Staffordshire」の船体は初めて水に浮かんだ。今後数ヶ月間、Armon Shipyardでバッテリーシステムの搭載を含む艤装作業がおこなわれ、2027年に引き渡しおよび命名式がおこなわれる予定。
Bibbyの船団において「Staffordshire」という船名は深い歴史を持つ名称で、同じ船名を冠する船舶として今回で5隻目にあたる。1894年、1929年、1950年、1977年に就航した歴代の船舶に続くものであり、それぞれがBibbyの歴史における新たな一章を刻んできたという。
進水式の画像を見て気になったのが、船体側面に張りめぐらされている無数のロープか帯のようなもの。船台を移動するための部材を船底に取り付けたままにしているのでしょうか?どんな目的があるのか気になる・・。
洋上風力発電所の運営に革命をもたらす設計、バッテリー優先の推進システム
eCSOV「Staffordshire」は最新の機能と効率性、そして乗組員の快適性を備え、洋上風力発電所の運営に革命をもたらす設計となっている。
バッテリー優先の推進システム(battery-first propulsion)を核に設計されており、エネルギー貯蔵システムは補助的な役割ではなく、主要な動力源として機能。Bibby Marineは、推進およびバッテリーシステムに関してKongsbergおよびCorvus Energyと提携し、洋上充電への対応についてはStillstromと協力して開発を進めており、業界で一般的となっているハイブリッド・アシスト型の設計とは一線を画すものだという。Bibby Marineの試算によると、バッテリー優先の推進システムのアプローチにより、自己充電モードでは船舶の運航コストを40%以上削減でき、洋上充電のみで運航可能になればその削減率は約70%に達する見込み。プロジェクトは、これまでに「Zero Emission Vessels and Infrastructure」から2,000万ポンド、日本円で約42億円の資金提供を受けていて、eCSOVは世界的に拡大する洋上風力発電設備の導入を背景とした、洋上風力支援船の脱炭素化に向けた業界全体の取り組みの一環を担う。
eCSOV「Staffordshire」

出典:Bibby Marine
| 船名 | Staffordshire |
| 総トン数 | 6,750トン |
| 載貨重量トン数 | 2,250トン |
| 長さ | 89.6m |
| 幅 | 19.8m |
| 深さ | 7.55m |
| バッテリー容量 | 22.4MWh |
| スラスター | アジマス:2,000kW×2基 トンネル:1,500kW×2基 |
| 宿泊設備 | 120人 |
















よく読まれている記事