Blue Originが「New Glenn」3号機のブースター回収成功

アメリカの宇宙企業Blue Originは、フロリダ州ケープカナベラル宇宙軍基地の第36発射台から2026年4月19日07時25分(フロリダ夏時間:UTC-04)に打ち上げをおこなった「New Glenn」3回目のミッション(NG-3)で1段目ブースターをランディングバージ「Jacklyn」へ垂直着陸させることに成功しました。
Blue Originによる1段目ブースターの垂直着陸成功は今回が初めてではなく、2度目。3回目のミッションで使用したブースターは前回の打ち上げで回収に成功したブースターを再使用したもの。
搭載していた通信衛星の軌道投入には失敗

「New Glenn」3回目のミッションで1段目ブースターをランディングバージ「Jacklyn」へ垂直着陸させることには成功したものの、ロケットの打ち上げ目的である搭載していた通信衛星の軌道投入には失敗。
「New Glenn」に搭載していたのは、アメリカ企業であるAST SpaceMobileの通信衛星BlueBird 7。スマートフォン向けブロードバンドネットワークの容量を拡大し、2026年の初期サービス展開を支援するため、LEO(Low Earth Orbit:地球周回軌道)へ投入が予定されていました。
Blue OriginのCEO Dave Limp氏はXへの投稿で、2段目に搭載されているBE-3Uエンジン2基のうち1基が目標軌道に到達するための十分な推力を生み出せなかったと述べています。
AST SpaceMobileは「New Glenn」3回目のミッションにおける通信衛星BlueBird 7の軌道投入について、計画よりも低い軌道投入となり、電源を起動したものの搭載スラスタ技術では運用を維持できる高度に達していないため軌道離脱となることを発表。
AST SpaceMobileは現在、BlueBird 32までの製造を進めており、BlueBird 7はAST SpaceMobileがLEOに投入する8番目の通信衛星となる予定だった。2026年末までに約45基の衛星を軌道上に投入するという目標を掲げており、複数の打ち上げプロバイダーとの契約に基づいて2026年中は平均して1~2ヶ月に1回の軌道投入を予定している。BlueBird 8から10は30日程度で出荷準備が整う見込み。
LANDING PLATFORM VESSEL #1

出典:Marinetraffic | Jerry Pike Photo
ランディングバージ「Jacklyn」は、ABS(American Bureau of Shipping:アメリカ船級協会)で船級登録されており、登録されている船名は「LANDING PLATFORM VESSEL #1」。
| 船名 | LANDING PLATFORM VESSEL #1 |
| 船種 | Barge |
| 総トン数 | 13,818トン |
| 載貨重量トン数 | 7,334トン |
| 長さ | 115.824m |
| 幅 | 45.72m |
| 深さ | 6.706m |
| 船籍 | アメリカ |
| 建造 | DAMEN SHIPBUILDING & COOPERATION B.V. (オランダ) |
| 建造年 | 2024年8月 |
【動画】ランディングバージ「Jacklyn」へ垂直着陸する1段目ブースター
(NG-3)2026年4月19日
ジェフ・ベゾスが設立した航空宇宙企業Blue Originがランディングバージ「Jacklyn」へロケットのブースター垂直着陸に成功pic.twitter.com/ry3ryv51hS
— クレーン船.com (@crane1000com) April 19, 2026
(NG-2)2025年11月13日
From blue skies to the red horizons of Mars
— Blue Origin (@blueorigin) November 15, 2025
On Nov. 13, New Glenn launched @NASA’s ESCAPADE mission and landed its fully reusable first stage on Jacklyn in the Atlantic. pic.twitter.com/XiBQ2h8hA0

















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