コスタリカで貨物船がコンテナクレーンに接触して倒壊寸前

コスタリカで貨物船がコンテナクレーンに接触して倒壊寸前事件・事故

 コスタリカで貨物船に搭載されたクレーンが岸壁のコンテナクレーンに接触する事故が起きた。接触する瞬間の映像を見ると紙一重のところでコンテナクレーン倒壊という大惨事は回避できたようですが、深刻な損傷を受けているようです。

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コスタリカで起きた貨物船の接触事故

 2022年10月20日、中南米のコスタリカにあるモイン港(Puerto Moín)で入港してきたばら積み貨物船「IRMA」のクレーンと港内の荷役用コンテナクレーンが接触する事故が発生。

接触事故の瞬間を映した動画

 事故の瞬間を映した動画は2本あります。

 1本目は少し離れた位置からの全景が分かる動画。手前のコンテナクレーンを通過した後に奥のコンテナクレーンに接触している様子が何となくわかります。

 2本目の動画はコンテナクレーン付近で撮影された動画。1本目の動画では接触による事故の程度はよく分かりませんでしたが、2本目の動画ではよく分かります。貨物船に搭載されている1つ目のクレーンはコンテナクレーンに接触しながらも進んでいきますが、2つ目のクレーンはガッツリ衝突。コンテナクレーンを持ち上げそうになった瞬間、貨物船のクレーンジブが根元で破損。逆に折れなかったらコンテナクレーンはほんとに倒壊してたかもしれません。

事故を起こしたばら積み貨物船「IRMA」

ばら積み貨物船「IRMA」
出典:FleetMon | JackDryden

 事故を起こしたばら積み貨物船「IRMA」は、全長199.9m、幅23.6m、総トン数21,387トン。

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