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アメリカ史上最大の座礁船撤去を行った「VB-10000」が座礁

事件・事故
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「VB-10000」座礁

 2022年1月3日、メキシコ湾のユカタン半島近くにあるシウダード・デル・カルメンからおよそ1,000フィート(約300m)離れた場所に座礁したそうです。

メキシコのシウダード・デル・カルメン沖合300mで座礁

 詳細は不明ですが、原因は荒天によるタグラインの分離。

 「VB-10000」は非自航式の作業船なので別ボートで曳航中に天候が悪化し、意図的にタグラインを切り離したか、破断したことで漂流し、浅瀬に座礁したようです。

 2021年10月に座礁船「Golden Ray」の撤去という大仕事を完遂した直後に自船が座礁するとは何ともお粗末な話ですが、事故当時「VB-10000」は無人で負傷者の報告はありません。

【動画】座礁した「VB-10000」
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次の作業場所はKu-Maloob-Zaap油田

 「VB-10000」の次の作業はKu-Maloob-Zaap油田だったそうで、座礁事故はそこに向かう途中だったのかもしれません。

 Ku-Maloob-Zaap油田は2021年7月に海面火災の事故が発生した場所。

「VB-10000」がどのような作業を行う予定だったのかは分かりません。

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VB-10000の概要

船体の切断、吊上げに使用されたのは「VB-10000」(6,800トン吊り)という形状が特殊な作業船。

主にメキシコ湾で波浪や老朽化によって倒れた石油プラットフォームの回収・引き揚げを行なう為に建造された作業船。

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