台湾のChangfang & Xidaoでジャケット設置完了

台湾のChangfang & Xidaoでジャケット設置完了 洋上風力発電
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台湾のChangfang & Xidaoでジャケット設置完了

2023年7月17日、Boskalisは台湾の彰化県沖15kmで建設中の「Changfang & Xidao(彰芳暨西島) offshore wind farms」で風力タービン基礎となる62基のジャケット設置が全て完了したことを発表。

3年間に及ぶプロジェクトの中でBoskalisのクレーン船「BOKALIFT 1」と「BOKALIFT 2」によって186本のジャケットを支える基礎杭打設をおこない、その上にジャケット62基の設置を無事に達成できたのは2隻のクレーン船以外にも、作業を支援したBoskalisの作業船5隻の存在が大きいという。

 プロジェクトに関わったBoskalisの作業船7隻 
  • 「BOKALIFT 1」 3,000トン吊り自航式クレーン船(DP-2)
  • 「BOKALIFT 2」 4,000トン吊り自航式クレーン船(DP-2)
  • 「Mighty Servant 3」 半潜水式重量物運搬船
  • 「BOKA Atlantic」 多目的洋上建設船(DP-3)
  • 「BOKA Tiamat」 多目的洋上建設船(DP-3)
  • 「BOKA Southern Ocean」 建設支援船(DP-2)
  • 「BOKA Falcon」 多目的洋上建設船(DP-2)

プロジェクトを実施する事業主のひとつである COPENHAGEN INFRASTRUCTURE PARTNERS が公開している「Changfang & Xidao offshore wind farms」のホームページでも7月18日の更新情報で同じく基礎ジャケット62基の設置が完了したことを発表している。

「BOKALIFT 1」によるジャケット設置
出典:彰芳暨西島離岸風場(COPENHAGEN INFRASTRUCTURE PARTNERS K/S)
Changfang & Xidao offshore wind farms(彰芳暨西島離岸風場)の掲載記事

彰芳暨西島風場完成全數62座水下基礎安裝作業

(彰芳風力発電所と西島風力発電所は62基すべての水中基礎の設置を完了)

https://www.cfxd.com.tw/news.php?lang=tw&idx=101

掲載記事の中では、2018年に62基のジャケット製作について世紀離岸風電設備股份有限公司と契約した金額が165億台湾ドルだったことが記載されており、台湾の洋上風力発電における歴史の中で数百億という契約は初めてだったそうです。165億台湾ドルは、日本円に換算すると約740億円。

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「Changfang & Xidao offshore wind farms」の概要

「Changfang & Xidao(彰芳暨西島) offshore wind farms」の概要
  • 設置位置:台湾 中西部の彰化県から15km沖合
  • 発電容量:598MW(Changfang 1=95MW、Changfang 2=446.5MW、Xidao=47.5MW)
  • 風力タービン:MHI Vestas V174-9.5 MW、62基(Changfang 1=10基、Changfang 2=47基、Xidao=5基)
  • 風車基礎:着床式、ジャケット(基礎杭3本/基)
  • 運転開始予定:2024年
「Changfang & Xidao offshore wind farms」設置海域のAIS情報

AIS情報によると、ジャケット設置が完了した「Changfang & Xidao(彰芳暨西島) offshore wind farms」ではSEP起重機船「BOLD TERN」による9.5MWの風力タービン設置がおこなわれているようです。

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