Dong Fang OffshoreがVARDとOSCV建造契約

2025年4月3日、VARDは台湾に拠点を置くDong Fang Offshore(DFO、東方風能科技)とオプション付きで洋上海底建設船1隻の設計および建造に関する契約を締結したことを発表しました。
建造するのはVARDの「VARD 3 39」という洋上海底建設船(Offshore Subsea Construction Vessel)で洋上風力発電所の運用・保守に加えて、洋上風力発電に欠かせない海底ケーブルの設置や補修作業に対応した非常に汎用性の高いプラットフォームという船体設計。
契約金額は1億1,350万ユーロ、日本円に換算すると181億6,000万円(1ユーロ160円として換算)。新造OSCVは2027年第2四半期にノルウェーで納入される予定。
2024年5月にVARDは、2隻のCSOV(Commissioning Service Operations Vessel)建造契約を締結しており、今回契約した新造船はDFO向けに建造する船舶として3隻目となる。
新造OSCVの概要
新造OSCVの船体寸法など詳細について、VARDのプレスリリースには記載されていませんが、2025年4月7日にDFOが発表したプレスリリースに概要が記載されていました。
船種 | Offshore Subsea Construction Vessel |
船体設計 | VARD 3 39 |
長さ | 121.3m |
幅 | 23m |
搭載クレーン | 250トン |
甲板エリア | 1,200m2 |
速力 | 14ノット |
宿泊設備 | 130人(90室) |
その他 | バッテリーハイブリッド推進システム デュアルROV |
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