バルト海で299人が乗ったフェリーで火災発生、一時漂流

バルト海で299人が乗ったフェリーで火災発生、一時漂流事件・事故

 乗員乗客299人を乗せてバルト海を航行中のフェリー「STENA SCANDICA」で火災が発生。一時、機関が停止したことで漂流したがその後、復旧し自力航行で帰港中。ヘリなどで避難した乗客はいるものの、負傷者などの情報はない。

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フェリー「STENA SCANDICA」で火災発生

 2022年8月29日12時29分(中央ヨーロッパ時間)、乗客241人、乗員58人を乗せたフェリー「STENA SCANDICA」で火災が発生。フェリーは、スウェーデンのノルヴィク港からラトビアのヴェンツピルス港へ向けて航行中に積まれていた車両の保冷車が発火し火災が発生。

フェリー「STENA SCANDICA」のAIS情報

 火災は船に備えられた消火設備を使用して乗組員により1時間半後に消火。

火災により機関停止、漂流

 この火災によりフェリー「STENA SCANDICA」の機関が停止し、漂流。船の位置は、スウェーデンのゴットランド島から約14海里。漂流するフェリーは、2~3ノットの速度で南へ流されており、ゴットランド島へ接近していた。

 現場海域の海象状況は、最大波高3m、風速15m/s。スウェーデン海難救助協会によると救助するとなれば”relatively difficult”(比較的困難)という状態。

 海象状況が悪く、フェリーから救助船へ直接避難する事は出来なかった為、ヘリコプターによる移送が行われた。乗客26人が付近にいたフェリー「VISBY」へ移送され、6人がゴットランド島のビスビューへ直接移送された。

機関復旧、自力航行で帰港

 日没によりヘリコプターによる救助は中断されたが、フェリー「STENA SCANDICA」の機関を復旧させることに成功し、スウェーデンのノルヴィク港へ帰港している。

 港に到着後、乗客を降ろし、火災原因の本格的な調査が行われる。

救助船を帯同し帰港するフェリー「STENA SCANDICA」

フェリー「STENA SCANDICA」

フェリー「STENA SCANDICA」
出典:Stena Line

 フェリー「STENA SCANDICA」は、Stena Lineが所有するro-roフェリーで、スウェーデンのニュネスハムンとラトビアのヴェンツピルス港の間で運航。

 全長222m、幅25.6m、総トン数35,456トン、旅客定員970人。

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