2022年9月7日、中国の福建省で建造された漁業養殖台船「乾動1号」が養殖海域の定海湾に曳航されて係留が完了。年間生産量200トン以上の大黄魚の養殖が見込まれている。
漁業養殖台船「乾動1号」が養殖海域に係留完了
漁業養殖台船「乾動1号」は、全長67.5m、幅31.5m、深さ2.8mで養殖水域は2万立方メートル以上。耐用年数は20年で台風などの荒天にも耐えるらしい。ちょっと怪しいが。
養殖漁業生産量は年間200トンを見込んでおり、養殖するのは「大黄魚」(フウセイ)と呼ばれる海水魚。
漁業養殖台船「乾動1号」は、見た目の形状が特徴的。養殖ゲージは回転、上下の昇降という特殊な構造になっている。興味のある方は過去記事をご覧ください。
建造場所から22マイル曳航
中国の福建省 福州市にある「馬尾造船」から養殖を行う海域の「定海湾」までは約22マイル。曳航にかかった時間は5時間半だそうです。平均速度は4ノット。
グーグルマップの航空写真で「定海湾」を見ると、似たような養殖台船が2隻すでに設置されていました。
グーグルマップの航空写真なのでリアルタイムではないため、画像では養殖台船2隻だけですがもっと設置されていそうです。「定海湾1号」「定海湾2号」「振漁1号」の3隻は設置を確認。
定海湾の海域付近は他にも養殖用の生け簀みたいな設備も多数あるので養殖に適した海域なんでしょうね。滅茶苦茶な数があるのでほとんどが運用されているんだとしたら、管理が出来てるのか心配なレベル。
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