中国の福建省で養殖水域65,000m3の半潜水式養殖いけす「宁德一号」が進水。完成すると四礵列島と呼ばれる福建省寧徳市の沖合に設置される予定。年間生産量は2,000トンを見込んでいる。
養殖水域6万5千立方メートルの半潜水式養殖いけす「宁德一号」
2022年11月9日、福建省福安市にある造船所で養殖水域65,000m3の半潜水式養殖いけす「宁德一号」が進水。2021年10月15日に着工し、建造は順調に進み13カ月で進水。完成すると福建省寧徳市の沖合にある四礵列島と呼ばれる海域に設置される予定。
養殖水域65,000m3
半潜水式養殖いけす「宁德一号」の大きさは、全長120m、幅56m、全体高さ32m。養殖水域の深さは11.5mあり、体積は65,000m3という大きさ。荒天時にはケージ全体を沈めることで、台風にも耐える構造になっているらしい。
年間生産量は2,000トン
1億元(日本円に換算すると20億円)を超える建造費用をかけてつくられた半潜水式養殖いけす「宁德一号」の年間生産量は2,000トンを見込んでいるそうです。
養殖されるのは中華料理では一般的なフウセイと呼ばれる海水魚。中国の大規模な沖合養殖関係の生産魚種には高い確率で”大黄魚”が登場します。それだけ需要があるからなんでしょうけど、養殖する魚として扱いやすいなどの理由もあるのかもしれません。
年間120万尾、2,000トンの養殖生産量を見込み、金額に換算すると1億2千万元になるそうです。日本円に換算すると24億円。
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