島根県美保関で座礁した漁船の救助映像を海上保安庁が公開
2024年10月3日午前0時すぎ、島根県松江市美保関町の岩場にカニ漁をおこなうはえなわ漁船「第八十八興洋丸」が座礁する事故が発生。事故当時の現場海域は風速15m、波高3mでうねりを伴い荒れた状態。漁船には日本人7人、インドネシア人2人の合わせて9人が乗船しており、後部から浸水していたため、転覆の恐れがある危険な状態であった。
一刻を争う緊迫した状況の中、海上保安庁による乗組員救助の様子が公開されました。
救助作業では、漁船の船首側から岩場に向かって渡したロープを使用して乗組員を陸側へ救助した後、岩からヘリコプターで救助。乗組員9人全員を救助し、4人が病院に搬送されましたが、いずれも意識はあり、命に別状はないという。
座礁事故が起きた場所から東へ約75km離れた鳥取港の波浪観測データによると、救助活動がおこなわれた10月3日の日中も波高2~3m、周期7~8秒という状態が続いており、命懸けの救助活動であったことが分かります。
漁船「第八十八興洋丸」の船体は座礁したまま
境海上保安部発表の海上安全情報によると、漁船「第八十八興洋丸」の船体は依然として座礁したままとなっている。座礁事故によって漁船から燃料などの油流出が確認されており、海上保安本部は流出した油の回収方法を検討するとともに事故の詳しい状況や原因を調べているという。
【動画】海上保安庁による乗組員救助の様子
※現場の音声有、音量に注意
— 海上保安庁 (@JCG_koho) October 8, 2024
【第2弾】10月3日発生、美保関町における漁船座礁事故の #機動救難士 #潜水士 #美保航空基地 による #救助 活動の様子です。動画は、ロープを使用した漁船からの乗組員救助、ヘリコプターによる吊り上げ救助の様子となっています。#海上保安庁 #八管区 #巡視船おき https://t.co/aB0bzTubgJ pic.twitter.com/fdvv3xQ1KL
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