明陽智能が世界最大となる20MWの洋上風力タービンを設置

明陽智能が世界最大となる20MWの洋上風力タービンを設置 洋上風力発電
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明陽智能が世界最大となる20MWの洋上風力タービンを設置

中国の海南省に設置した「MySE 18.X-20MW」
出典:Mingyang Smart Energy

2024年8月30日、中国の風力タービンメーカー明陽智能(MINGYANG SMART ENERGY)は海南省にある海南臨高大型洋上風力タービン試験・イノベーションセンターで「MySE 18.X-20MW」の設置に成功したことをLinkedInへ投稿し、明らかにしました。

「MySE 18.X-20MW」のローター直径は260m~292mと幅があり、18.X~20MWという柔軟な定格出力という特徴をもつ。明陽智能の掲載情報によると、平均風速8.5m/sという条件で96,000人の消費電力量に相当する年間8,000万kWh(80GWh)を発電し、66,000トンのCO2排出量削減につながるという。

明陽智能は、2023年12月に広東省汕尾市の製造拠点で「MySE 18.X-20MW」の風力タービンナセルを公開しています。その時に公表された情報として「MySE 18.X-20MW」の主な機能は以下の通り。この時の情報では、”風速56.1~61.2m/sに耐える台風対策技術を搭載” となっていますが、明陽智能の公式ウェブサイト上では ”台風に強く、風速79.8m/sに耐える” と記載されています。

「MySE 18.X-20MW」の主な機能
  • モジュール性、軽量設計、高効率、信頼性を焦点に開発
  • 出力:18.X~20MW
  • ローター直径:260~292m
  • 掃引面積:サッカー場に換算すると9面分に相当
  • 年間発電容量:8,000万kWh(80GWh)
  • 中風速から強風の地域向けに設計
  • 風速56.1~61.2m/s に耐える台風対策技術を搭載
  • ブレード、ギアボックス、ジェネレーター、ピッチシステム、大型鋳物、制御システムなどの主要部品を中国国内で製造

「MySE 18.X-20MW」の設置場所

明陽智能が世界最大となる20MWの洋上風力タービンを設置
中国の海南省に設置した「MySE 18.X-20MW」
出典:Mingyang Smart Energy

明陽智能がLinkedInで公開した「MySE 18.X-20MW」の画像と海南省に設置という情報からGoogleマップで設置場所を探すと、海南省北部の臨高県に設置されたようです。

👆上の画像で手前に映っている風力タービンが「MySE 18.X-20MW」。横には設置作業をおこなったクレーンも確認できます。

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