ドイツ沖の「Gennaker」に設置する洋上変電所トップサイド
オランダのフリシンゲン(Vlissingen)にあるSmuldersのヤードで建造している「Gennaker Offshore Wind Farm」向けとなる洋上変電所トッププサイドが建造ヤードから姿を現しました。
「Gennaker Offshore Wind Farm」は、ドイツのフィッシュラント=ダルス=ツィングシュト半島から北へ約15kmのバルト海でSkyborn Renewablesが開発を進めており、Siemens Gamesa製の風力タービン「SG 14-236 DD」63基と洋上変電所2基を設置する計画で総発電容量は976.5MW。
このたび建造ヤードから姿を現した洋上変電所トップサイドは、設置する2基のうち西側のOSS Darßと呼ばれるもので、SmuldersがLinkedInに投稿した動画によると、トップサイドの大きさは長さ48m、幅25m、高さ19m、重量3,800トン。
洋上変電所はHSM Offshore Energy、Smulders、Ivで構成されるHSIコンソーシアムが建造を担当。サクションバケットを採用したジャケット基礎を含む洋上変電所2基の輸送・設置については、Allseasが50Hertzと契約をおこなっており、設置作業には「Pioneering Spirit」を使用する予定。
【動画】建造建屋から姿を現すOSS Darßトップサイド
Gennaker Offshore Wind Farm

名称 | Gennaker Offshore Wind Farm |
設置位置 | ドイツ フィッシュラント=ダルス=ツィングシュト半島から北へ約15km |
発電容量 | 976.5MW |
基礎構造 | 着床式、モノパイル |
タービンメーカー | Siemens Gamesa |
風力タービン | 9MW → SG 14-236 DD |
設置基数 | 103基 → 63基 |
運転開始 | 2028年 |
事業者 | Skyborn Renewables |
その他 | 洋上変電所2基 |
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