NextFloat Projectと呼ばれる8カ国、13のパートナーによって構成されるコンソーシアムが次世代浮体式風力技術の展開を加速することを目的としてパリで始動。2025年に6MWの浮体式洋上風車プロトタイプの設置と20MW以上という商用規模へのスケールアップを並行して進める。
NextFloat Projectがパリで始動
2022年11月18日、次世代浮体式風力技術の展開を加速することを目的として「NextFloat Project」がパリで正式に始動。プロジェクトではフランスの地中海側にあるMistralテストサイトに6MWのプロトタイプ設置とヨーロッパで開発中の浮体式風力発電所で設置に向けた準備として20MW以上という商用規模へのスケールアップを並行して進めるそうです。
6MWのプロトタイプについては現在、設計作業を進めていて2023年に完了する予定。その後、2023年と2024年に建造・組立を行い、2025年に設置がおこなわれる予定。
プロジェクトの軸になるのは「X1 Wind」というダウンウィンド方式の浮体式洋上風車とPivotBuoyというTLP(テンションレッグプラットフォーム)を使用した一点係留による浮体係留方法を組み合わせた画期的な浮体式洋上風車。
先日、カナリア諸島のグラン・カナリア島沖に浮体式洋上風車のプロトタイプ「X30」を設置している。
コンソーシアムの構成メンバーは再生可能エネルギー関連の企業をはじめ、デンマーク工科大学やトルコの造船所(Tersan Shipyard)など様々。
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