Fécamp洋上風力でSEP船による7MW風力タービン設置開始
フランス北西部の沖合で建設中の「Fécamp offshore wind farm」でDEMEの1,500トン吊りSEP起重機船「Innovation」による風力タービン設置作業を開始。71基の風力タービンのうち1基目の設置が完了したようです。
設置をおこなうSEP船「Innovation」の甲板上には4セットの風力タービン資材が積み込まれているという。積込をおこなったのは、風力タービン設置エリアから西へおよそ130kmの位置にあるシェルブール(Cherbourg)。
風力タービン基礎には重力式という少し珍しいタイプの基礎構造が採用されています。形状は円錐形で底の部分が直径31m、高さは48m~54m、そして重量は1基当たり5,000トン。さらに設置をおこなった後は基礎のバラスト用として内部に砂利を充填しているという。
巨大な基礎の設置作業をおこなったのは、世界最大のクレーン船20,000トン吊りの「Sleipnir」。2022年8月1日に重力式基礎の設置を開始し、9月17日には71基の設置を完了。クレーンの吊り上げ能力だけではなく施工速度も世界最高レベル。
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「Fécamp offshore wind farm」の概要
Porté par @EDF_RE et ses partenaires, le parc éolien en mer de #Fécamp fournira d’ici la fin de l’année 2023 l’équivalent de la consommation annuelle d’électricité de 770 000 personnes.
(@EDF_RE とそのパートナーが主導する #Fécamp 洋上風力発電所は、2023 年末までに 77 万人の年間電力消費量に相当する電力を供給する予定です。)
Twitter | Parc éolien en mer de Fécamp(@EolienMerFecamp)
Siemens Gamesa の7MW風力タービン「SWT-7.0-154」71基で構成される「Fécamp offshore wind farm」の総発電容量は約500MW。2023年末までに運転が開始される予定で、発電した電力は77万人以上の年間消費電力量に相当するという。
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