タンデム型ツイン風力タービン「賽瑞号」系統接続に成功
2023年5月に設置が完了したタンデム型ツイン風力タービン「賽瑞号」(sai rui hao)の系統接続に成功。中国華能集団が独自開発し、ナセルの前後にブレードを取り付けたツイン風力タービンは世界初。
ツイン風力タービン「賽瑞号」は、中国の国家重点研究開発計画「新型高効率風力エネルギー変換装置基幹技術研究」プロジェクトの一環として開発がおこなわれたようです。中国華能集団が開発、中国海装が製造を担当。ハブ高さ70m、出力2.7MWのツイン風力タービンは、従来のものに比べてコスト面で10%以上削減、逆に発電効率は15%以上向上するという。
ツイン風力タービン「賽瑞号」の横に長いナセル
大きいのは分かるんですが、それよりも横に長いという印象が強い外観。一般的なナセルが2台つながっていても不思議ではない形状ですが、それぞれのブレードが別のタービンを回しているのか、それとも1つのタービンを2組のブレードで回しているのかは不明。「新型高効率風力エネルギー変換装置基幹技術研究」プロジェクトですから、発想だけではなく技術的な要素としても斬新なアイデアが多く詰め込まれているものと思われる。
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