ジョーンズ法に準拠した米国初の根固石設置船「Acadia」海上公試

ジョーンズ法に準拠した米国初の根固石設置船「Acadia」海上公試 洋上風力発電
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ジョーンズ法に準拠した米国初の根固石設置船「Acadia」海上公試

ペンシルベニア州フィラデルフィアにあるHanwha Philly ShipyardでGreat Lakes Dredge & Dock Company(GLDD)向けに建造しているSRIV(Subsea Rock Installation Vessel:根固石設置船)「Acadia」の海上公試(SEA TRIAL)がスタートしました。

「Acadia」は、ジョーンズ法に準拠した米国初のSubsea Rock Installation Vesselとして建造されており、引き渡し予定は2026年初頭で、その後すぐに稼働を開始する予定。GLDDはLinkedInの投稿で数週間後には岩石の設置を開始する予定だと述べている。

ジョーンズ法は、アメリカ国内の地点間における国内輸送(内航)をおこなう船舶を限定する法律。国内輸送(内航)を自国籍船に留保するカボタージュ(Cabotage)制度は国際慣行として日本を含む多くの国で実施されていますが、「米国建造」要件は他国には無いことから大きな障壁となっている。

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 アメリカのジョーンズ法による洋上風力建設への影響

アメリカ国内の地点間における国内輸送(内航)をおこなう船舶を限定するジョーンズ法と呼ばれる法律。その要件には米国船籍、米国人配乗、米国人所有に加えて、他国には無い米国建造という要件が含まれており、洋上風力発電所建設時の大きな障壁となっている

  • 米国船籍
  • 米国人配乗
  • 米国人所有
  • 米国建造

根固石設置船「Acadia」

根固石設置船(Subsea Rock Installation Vessel)の完成イメージ
出典:Ulstein
船名Acadia
長さ140.5m
34.1m
深さ10.7m
喫水7.0m
航行速力12ノット
推進スラスター2×2,500kW
格納式スラスター2×1,200kW
トンネルスラスター2×900kW
DPSDP2
船倉容量20,000トン
宿泊設備45人

「Acadia」の船体寸法は長さ140.5m、幅34.1m、深さ10.7m。自航式でDP2の自動船位保持装置を搭載し、船倉容量は20,000トン。船体設計を手掛けているのはUlstein

Subsea Rock Installation Vessel「Acadia」建造タイムライン
  • 2023年7月
    Steel Cutting Ceremony(鉄鋼切断式)

    バイデン大統領 臨席

  • 2024年5月
    Keel Laying Ceremony(キール敷設式、起工式)
  • 2025年7月
    Launching Ceremony(進水式)
  • 2026年3月
    SEA TRIAL(海上公試)
  • 2026年初頭
    Delivery(引き渡し)予定

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