名称は「ホーバーターミナルおおいた」、通称「ホボッタ」
2023年5月9日、大分空港と大分市内を結ぶ交通手段として2023年度中の運航開始を予定しているホーバークラフトについて、大分県はターミナルの名称とロゴを発表しました。ターミナルの名称は「ホーバーターミナルおおいた」、通称は「ホボッタ」(HOV.OTA)。
「ホボッタ」という通称が付けられたホーバークラフトの旅客ターミナル施設は、「フェリーさんふらわあ」発着場の向かい側に位置する大分市駄原で建設が進められており、2023年12月に完成予定。ターミナル棟、艇庫棟、約500台分の立体駐車場などが建設される予定で、ターミナル棟の屋上には展望台があり、長さ約150mのスロープ状の屋根を歩いて登ることができる構造になっている。
1隻目のホーバークラフト「Baien」は7月下旬に大分到着予定
運用されるホーバークラフトは3隻で、すべてイギリスのGriffon Hoverworkで建造が行われている。2022年1月に建造開始され、3隻すべてのホーバークラフトが納入されるのは2024年1月の予定ですが、報道されている情報によると1隻目の「Baien」が7月下旬に大分に到着するという。
Griffon Hoverworkの建造施設があるイギリスのポーツマスから日本の大分までの距離はおよそ2万km、地球半周分に相当する。運搬時は自航式の重量物運搬船に積載して運ぶものと思いますが、その道のりは非常に長いものになります。だいたいどのくらいかかるか計算してみることに。平均速力は10ノットとして計算。
20,000km ÷ 1.852km ≒ 10,800マイル(kmをマイルに換算)
10,800マイル ÷ 10ノット = 1,080時間(平均10ノットで航行した時の所要時間)
1,080時間 ÷ 24時間 = 45日 = 1ヶ月半
運搬にかかる所要日数は45日、1ヶ月半かかるという結果に。実際は経由地に寄港したり、天候による影響も考えられるので前後する可能性がありますが、7月下旬に大分に到着するには、5月末から6月初旬にはイギリスを出港する可能性が高そう。
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