世界最大の浮体式デュアル洋上風力タービン「OceanX」曳航開始
2024年8月11日、中国の明陽智能(MingYang Smart Energy)は世界最大の単一容量となる16.6MW(8.3MW×2)浮体式デュアル洋上風力プラットフォーム「OceanX」の設置場所へ向けた曳航を開始。広東省広州市南沙区の組立場所から設置場所である広東省陽江市沖の「明陽陽江青州4洋上風力発電プロジェクト」までの曳航距離は、191海里(約354km)。
191海里(約354km)の曳航に丸3日間
曳航時は、総重量12,000トンの浮体式デュアル洋上風力プラットフォーム「OceanX」を喫水5.5mの状態にして曳航。
「OceanX」を曳航するボートは最大9隻の大船団で、ひときわ大きな赤い船体の主曳船は全長82mの「正力18000」(ZHENG LI 18000)。主曳船「正力18000」のAIS情報によると、8月11日9時頃(現地時間)に広州市南沙区を出発し、設置所付近に到着したのは8月13日9時頃。曳航時間は丸3日間(72時間)、道中の速力は3~5ノット。
明陽智能は曳航開始時のLinkedIn投稿で「OceanX」の曳航には72時間かかると説明。実際の曳航時間はおよそ72時間なので予定通りに曳航作業を実施できたようです。
船名 | 正力18000 |
総トン数 | 4,139トン |
長さ | 82m |
幅 | 18.8m |
深さ | 9m |
船籍 | 中国 |
建造年 | 1999年4月 |
「OceanX」曳航の様子
明陽智能は曳航開始初日から設置場所の「明陽陽江青州4」へ到着するまでの3日間、毎日LinkedInの投稿をおこない「OceanX」曳航の様子を公開していました。
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