VestasがV236-15.0MWの115.5mブレードを製造

VestasがV236-15.0MWの115.5mブレードを製造 洋上風力発電

 Vestasが開発を進めているV236-15.0MWプロトタイプ用に使用される長さ115.5mのブレードが完成した。

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V236-15.0MWプロトタイプ用の115.5mブレード完成

 長さ115.5mのブレードが製造されたのは、デンマーク南部のロラン島、ナクスコウ(Nakskov)にあるVestasの製造工場。この長いブレードを製造するため、ナクスコウにあるVestasの製造工場を拡張する必要があったそうです。画像にはブレード1枚しか映っていませんが、残り2枚のブレード製造も順調に進んでいるそうです。

 当たり前の話ですが、長いブレードを製造するための金型も同じく長い。

長さ115.5mのブレードを製造するための金型
出典:Vestas Wind Systems

V236-15.0MWプロトタイプは 2022年11月設置予定

 完成した長さ115.5mのブレードは、2022年8月に完成したプロトタイプナセルと共にデンマーク北部にあるウスタイル(Østerild)試験場へ運ばれて設置される。設置予定は2022年11月。

洋上への設置予定

出典:Vestas Wind Systems

 2024年にはフレゼリクスハウン(Frederikshavn)の海岸から東へ4kmの沖合に3基設置される予定。この「Frederikshavn wind farm」には少し変わった意図があるようで、デンマークの都市フレゼリクスハウン(Frederikshavn)を新しい洋上風力技術のテストとデモンストレーションのための世界的な焦点にするため、V236-15.0MWを設置するそうです。

 2025年にはドイツの「He Dreiht offshore wind farm」で64基設置予定。

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