「領航者」によるロケット回収に向けた「長征10号」洋上着水

「領航者」によるロケット回収に向けた「長征10号」洋上着水 船舶
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「領航者」によるロケット回収に向けた「長征10号」洋上着水

文昌発射場の新設発射台から打ち上げられた長征10号
出典:中国运载火箭技术研究院

2026年2月11日、中国航天科技集団公司(CASC,China Aerospace Science and Technology Corporation)は、有人宇宙船「夢舟」(今回の打ち上げでは無人の状態)の最大動圧飛行中断試験と、新型ロケット「長征10号」の低高度飛行の実証試験に成功したと発表。

海南省にある文昌発射場の新設発射台から有人宇宙船「夢舟」を搭載した長征10号が打ち上げられ、最大動圧の条件に達した後、宇宙船は脱出指令を受信して分離・脱出。宇宙船の帰還カプセルはパラシュートで降下し、海に着水。長征10号の第1段ロケットは、制御した状態で予定海域に着水をおこないました。

帰還カプセルは打ち上げ同日の2月11日に回収、第1段ロケットは2月13日に回収作業がおこなわれました。

ストリング・キャッチャー方式のロケット回収設備

「領航者」に搭載されたストリング・キャッチャー方式のロケット回収設備
出典:X | CNSPACE(@CNSpaceflight

2025年11月30日に命名・引き渡し式がおこなわれたロケット回収プラットフォーム「領航者」(LING HANG ZHE)。中国船舶集団(CSSC)傘下の広船国際(Guangzhou Shipyard International)が中国航天科技集団公司の下部組織にあたる中国運載火箭技術研究院(China Academy of Launch Vehicle Technology)向けに建造。

今回の実証試験で第1段ロケットは制御した状態で海に着水しましたが、将来的にロケット回収プラットフォーム「領航者」の甲板上で垂直着陸・回収をおこない、再利用が計画されている。垂直着陸ではロケットをワイヤーで受け止めるストリング・キャッチャー方式の回収設備が用いられる予定。ページ下方に動作イメージを含む動画を添付しているので見ると仕組みが分かり易いです。

ロケット回収プラットフォーム「領航者」は非自航式で長さ142m、幅38m、深さ9.1m、総トン数15,410トン、載貨重量トン数16,294トン。DP-2のDPS(Dynamic Positioning System:自動船位保持装置)を搭載。

関連 DPSを搭載したロケット回収プラットフォーム「領航者」引き渡し

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【関連動画】

ロケット回収プラットフォーム「領航者」に搭載されたストリング・キャッチャー方式のロケット回収設備

2026年2月11日の「長征10号」打ち上げから宇宙船の帰還カプセルと第1段ロケット着水の様子

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