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「BOKA Vanguard」による25,000トンのFPU運搬

「BOKA Vanguard」による25,000トンのFPU運搬 船舶
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「BOKA Vanguard」による25,000トンのFPU運搬

Boskalisが所有する半潜水式運搬船「BOKA Vanguard」によって重量25,000トンのFPU(floating production unit)「Whale」がアメリカのテキサス州にあるイングルサイドへ運搬されました。

FPU「Whale」は、Shell OffshoreとChevron U.S.A.が所有するメキシコ湾のWhale developmentで稼働する予定。2024年に生産を開始するとピーク時には100,000boepd、日量10万バレルの生産が予想されている。

石油生産量で使用される単位 ”boepd” とは?

”boepd”とは、barrels of oil equivalent per dayの略で、石油換算バレル/日(石油換算バレルでの日量)を表している。

石油換算バレルは、1バレル(159リットル)の原油を燃焼させたときに生じるエネルギーを1ユニットとしたものである。原油換算バレルともいう。

”boepd”は”バレル/日”を意味していますが、前に記号が付くと”mboepd” = ”千バレル/日”のように換算される単位が変わるそうです。

表記意味
boepdバレル/日
mboepd
(thousand)
千バレル/日
mmboepd
(million)
百万バレル/日
bboepd
(billion)
10億バレル/日
tboepd
(trillion)
兆バレル/日
「BOKA Vanguard」が全長331mのFPU輸送完了
FPU「Zafiro Producer」を搭載した「BOKA Vanguard」
出典:Boskalis
船名BOKA Vanguard
載貨重量トン116,175トン
長さ275.0m
78.75m
深さ15.5m
最大デッキ深度15.5m
建造年2012年
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FPU「Whale」はシンガポールのSeatriumで製造

FPU「Whale」を製造したのはシンガポールのSeatrium。なので、半潜水式運搬船「BOKA Vanguard」はシンガポールからアメリカのテキサス州という途方もない距離、重量25,000トンのFPU「Whale」を積んだ状態で航行したようです。

Seatriumの掲載情報によると、巨大な浮体上にトップサイドを搭載する作業にはタンデムリフトで30,000トンの吊り上げ能力を持つ15,000トン吊りゴライアスクレーン2基が使用されたという。

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進水時にチラリと見える13,000トン吊りHeavy Lifting Device

FPU「Whale」進水の様子
出典:Boskalis
13,000トン吊りの Heavy Lifting Device
出典:Kiewit

テキサス州イングルサイドへ運ばれたFPU「Whale」を半潜水式運搬船「BOKA Vanguard」から進水する時に横からブームを見せているのは、Heavy Lifting Deviceと呼ばれるKiewit Corporationのヤードに設置された巨大な起伏式クレーン。

Kiewit Corporation で紹介されている情報によると、アウトリーチ225フィート(約68.58m)で13,000トンの吊り上げ能力があるそうです。高さは550フィート(約167.6m)あり、西半球(in the Western Hemisphere)最大の陸上クレーンとして紹介されています。

半潜水式の浮体部分にトップサイドを設置するため、大きな吊り上げ能力と揚程を持ったHeavy Lifting Deviceが必要だったようです。Googleマップで確認するとHeavy Lifting Deviceが設置されているヤード周辺には巨大な半潜水式のプラットフォームが数多くいます。

Kiewit Corporationは北米最大の建設会社の1つで、現在ニューヨーク州ロングアイランド島東の沖合で建設が進められている「South Fork Wind」の洋上変電所トップサイドを製造しました。

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