中国長江三峡集団と中国の風力タービンメーカーGoldwind(新疆金風科技)が共同で開発した16MWの巨大洋上風車のナセルを公開した。
中国で世界最大 16MWの巨大洋上風車のナセルを公開
2022年11月23日、福建省の「福建三峡海上風力発電国際産業パーク」で発電容量16MWの洋上風力タービンナセルがラインオフ。電力大手の中国長江三峡集団と中国の風力タービンメーカーGoldwind(新疆金風科技)が共同で開発。
中国長江三峡集団の掲載記事によると発電容量は単一容量として世界最大の16MW。ハブの高さは146mで50階建ての建物の高さに相当する。
巨大な風車に取り付けられるブレードの長さは123m、ローター直径252m。受風面積は約5万m2で標準的なサッカー場約7面分に相当する大きさ。
Goldwind(新疆金風科技)は先月の10月13日、独自開発するGWH 252-13.6MWのナセルを公開している。
1台の風車で年間発電電力量は66,000MWh以上
この風車1台が1回転するたびに34.2kWhの電力が発電され、年間発電電力量は66,000MWh以上。掲載記事では1世帯3人家族の消費電力に換算して年間36,000世帯分に相当するという説明。逆に換算すると3人家族の1世帯当たりが消費する年間消費量は1,830kWh。
日本の場合、発電電力量の換算によく使用されるのは4人家族の1世帯当たりで年間消費電力量4,000kWh。この数値で計算すると年間16,500世帯分に相当。中国の一般家庭で消費される量が少ないのか、あえて少ない数値を採用して効果を大きく見せようとしているのかは分かりません。それにしても少し盛り過ぎなような気がします。中国では3人世帯の家族の割合が多いのでしょうか?
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