CMHIで建造中のCSOV船2隻、2024年引き渡し予定
2023年10月30日、中国の招商局重工有限公司(CMHI)で建造しているIntegrated Wind Solutions(IWS)向けのCSOV船2隻がドックを離れて桟橋へ移動し、順調に建造が進んでいるという。完成・引き渡しは2024年の予定。
IWSは、完全子会社のIWS Fleetを通じてCMHIとの間で2021年3月に2隻、2022年9月に2隻+オプション2隻のCSOV船建造契約締結を発表していました。2022年9月に発表された建造契約での建造価格は1隻当たり4,800万ユーロ、日本円に換算すると約72億円。
CSOV船の船体設計は、Kongsberg Maritimeによるもので、採用されている船体設計「UT 5519 DE」の仕様は長さ92.8m、幅19.6m、120人が宿泊可能。そして、CSOVには欠かせない動作補償機能が付いたギャングウェイやナックルブームクレーンを搭載している。
IWSは6隻の同型CSOV船を保有予定
IWSは、中国のCMHIで合計6隻のCSOV船建造をおこなっており、全てKongsberg Maritimeによる船体設計の同型船。1番船の船名「IWS Skywalker」から同型船6隻は「IWS Skywalker Class」と呼ばれている。
2023年9月に1番船「IWS Skywalker」の海上公試開始が発表されていますが、まだ完成のアナウンスは無いので完成間近といった状況。完成・引き渡し後は、「Dogger Bank Wind Farm」での作業が決まっているようです。
船名 | 完成予定 | |
1 | IWS Skywalker | 2023年 |
2 | IWS Windwalker | 2024年 |
3 | IWS Seawalker | 2024年 |
4 | IWS Starwalker | 2024年 |
5 | IWS Moonwalker | 2025年 |
6 | IWS Sunwalker | 2025年 |
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