中国で世界最大規模の浮体式洋上風力プロジェクトが開始

中国で世界最大規模の浮体式洋上風力プロジェクトが開始浮体式

 中国南部の海南省で発電容量1,000MWの浮体式洋上風力プロジェクトが開始されたようです。2つのフェーズで建設が計画されており、フェーズ1は200MWを2025年末までに運転開始、フェーズ2は800MWで2027年末までに運転開始が予定されている。

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世界最大規模の浮体式洋上風力プロジェクトが中国で開始

12月26日に行われた海南万寧百万kW浮体式洋上風力発電プロジェクトの起工式
出典:中电建新能源集团有限公司

 2022年12月26日、中国南部にある海南省 万寧で完成すれば世界最大規模の浮体式洋上風力発電所となる「海南万寧百万kW浮体式洋上風力発電プロジェクト」が着工されました。プロジェクトは、2つのフェーズで建設が計画されており、フェーズ1は200MWを2025年末までに運転開始、フェーズ2は800MWで2027年末までに運転開始が予定されている。

フェーズ1で設置予定の風車は単機容量16MW以上

 POWERCHINA RENEWABLE ENERGYで掲載された記事(2022年12月14日)によると、フェーズ1の設置規模は200MW、単機出力16MW以上の風車タービン12基を設置すると記載されている。

 中国で開発されている16MW以上の風車タービンは、Goldwind(新疆金風科技)と中国長江三峡集団が共同で開発している「GWH252-16MW」とMingyang Smart Energy(明陽智能)の「MySE 16-260」があります。以前の記事だと「MySE 16-260」の方は2024年前半に商業生産を行う予定なので、開発が順調に進めば設置にも間に合いそうですが、どの風車タービンが使用されるのかは不明。

 もう一つ、Mingyang Smart Energy(明陽智能)は「OceanX」という名前の浮体式デュアル洋上風力プラットフォームを発表しています。「OceanX」は、1つの浮体に8.3MWの風車2基を搭載し、合計容量は16.6MW。ただ、”単機出力16MW以上”という記載があり、イメージ図にもデュアル風車は登場していないので、可能性は極めて低そう。

浮体式洋上風力としては最大規模の1,000MW

 世界的に見ても浮体式洋上風力は、まだまだ発展途上段階。そんな状況の中、発電容量1,000MWという飛びぬけて大規模な計画の「海南万寧百万kW浮体式洋上風力発電プロジェクト」。

世界最大の浮体式風力発電所Hywind Tampenで送電開始
世界最大の浮体式風力発電所「Hywind Tampen」
出典:Equinor

 現在、世界最大の浮体式洋上風力発電所はノルウェーのHywind Tampen。Siemens Gamesaの8.6MW風車11基で発電容量は94.6MW。

 2022年内中に稼働する予定でしたが、設置する11基の風車のうち4基のタワー部材について不具合が見つかり、全基運転開始は2023年に延期されている。

浮体式洋上風力「Firefly Offshore Wind Farm」
出典:Equinor

 韓国で計画が進められている浮体式洋上風力「Firefly Offshore Wind Farm」は、発電容量800MWですが、商業運転開始は2028年または2029年。

 「海南万寧百万kW浮体式洋上風力発電プロジェクト」は、フェーズ1が2025年末、フェーズ2が2027年末までに運転開始予定。韓国の計画よりも数年早く完成する予定。

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