韓国で開発が進められている浮体式洋上風力の海底物理探査完了

韓国で開発が進められている浮体式洋上風力の海底物理探査完了浮体式

 韓国南東部に位置する蔚山ウルサンの沖合約70kmに建設予定の浮体式洋上風力発電所「Firefly Offshore Wind Farm」で海底物理探査が完了。セミサブ式の浮体を採用し、出力は800MW。

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「Firefly Offshore Wind Farm」で海底物理探査が完了

 韓国の蔚山沖に建設が予定されている浮体式洋上風力発電所「Firefly Offshore Wind Farm」の海底物理探査が完了したそうです。物理探査を行った Geoview は、2005年に設立した海底地形マッピングや海底物理探査などの海洋調査を専門に行う韓国の企業。独自の海洋調査船「GeoView No.1」を運航していますが、今回の調査では使用されていない模様。

海洋調査船「GeoView No.1」(GEOVIEW1HO)
出典:GeoView
船名GeoView No.1
長さ24.09m
10.8m
深さ3.2m
総トン数121トン
機関出力550PS×2
最大搭載人員19人
Aフレーム15トン吊り
ムーンプール3.5m×2.5m
海洋調査船「GeoView No.1」の概要

浮体式洋上風力発電所「Firefly Offshore Wind Farm」

出典:Equinor

 韓国南東部に位置する蔚山の沖合約70kmに建設予定の浮体式洋上風力発電所「Firefly Offshore Wind Farm」。出力は800MWということなので世界的に見ても浮体式の洋上風力としては最大クラスの規模。開発事業者は、Equinor South Korea。

「Firefly Offshore Wind Farm」の位置図

 Equinor に掲載されているEPI(Environmental impact assessment)と呼ばれる環境影響評価の報告書に記載されているプロジェクト概要によると、浮体に搭載されるタービンの容量は15MW。基数は54基。15MW×54基=810MW。総費用は約5兆6,770億ウォン、日本円に換算すると約5,850億円(1ウォン=0.103円として換算)。

 ロイター通信の記事によると、最終的な投資決定は早ければ2024年に行われるそうです。商業運転開始は2028年または2029年。

浮体は低喫水のセミサブ式を採用

 「Firefly Offshore Wind Farm」の浮体は、セミサブ型(semi-submersible)と呼ばれる半潜水式の浮体。係留方法はアンカーとチェーンを使用するカテナリー係留。

出典:Equinor

 ただ、一般的なセミサブ型ではなく Equinor が開発した Wind Semi という低喫水の浮体を用いた半潜水型風力タービンを採用するようです。

 Wind Semi は、Equinor が Hywind をベースに開発した新しい半潜水型風力タービンの名称。

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