1,100トン吊りSEP船「瑞力海洋」進水 8月末引き渡し予定
2023年5月19日、天海防衛泰州基地で浙江瑞力海洋工程技术有限公司向けとなる1,100トン吊りSEP起重機船「瑞力海洋」(RUI LI HAI YANG)の進水式が行われました。
まだメインクレーンの搭載やレグの延長など大きな建造が残っていますが、進水式からおよそ3か月後の8月末には完成・引き渡しが行われる予定。
搭載される1,100トン吊りのメインクレーンはLEC(Leg Encircling Crane)を採用し、最大揚程は甲板上から155mで大型洋上風力タービンの設置要件を満足しているという。船体の大きさは不明ですが自航式でDPS(自動船位保持装置)はDP1を搭載。レグ長さは105m、最大作業水深は60m。
少し変わった特徴として宿泊設備やブリッジ(船橋)がある建物が船幅いっぱいではなく、片側半分のスペースに設置されているという点がある。進水している画像を見ると、確かに居住区は船幅半分くらいでコンパクトになっている。船首から船尾まで突き抜けたスペースが甲板上にあり、中国のニュース記事では長いブレードを甲板上に積み込むことができると紹介されている。そこまで広い幅ではないので積載できる数量は少ないかもしれませんが、なかなかユニークな形状と言えるのかも。
船名 | 瑞力海洋 (RUI LI HAI YANG) |
クレーン能力 | 1,100トン |
揚程 | 甲板上から155m |
長さ | 不明 |
幅 | 不明 |
レグ長さ | 105m |
最大作業水深 | 60m |
DPS | DP1 |
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