1,200トン吊りSEP船「海龙风彩」ジャッキアップテスト完了
中国の招商局重工(CMHI)海門基地で建造しているSEP起重機船「海龙风彩」(HAI LONG FENG CAI)のジャッキアップテストが完了。搭載されているレグの長さは130m、最大水深70mの海域で作業することができる。
自航式のSEP起重機船「海龙风彩」は、DP-1のDPS(自動船位保持装置)を搭載。1,200トン吊りのメインクレーンに加え、400トン吊りの補助クレーンを備えており、どちらもLEC(Leg Encircling Crane)を採用している。
船名 | 海龙风彩 (HAI LONG FENG CAI) |
クレーン能力 | 1,200トン(メイン) 400トン(補助) |
長さ | 128m |
幅 | 48m |
深さ | 9.5m |
レグ長さ | 130m (最大作業水深 70m) |
DPS | DP-1 |
後ろのSEP船は建造中の1,600トン吊り「招商乘风」
ジャッキアップテストを行う「海龙风彩」の後ろで同じようにジャッキアップし、クレーンを起こしているSEP船は「招商乘风」(ZHAO SHANG CHENGFENG)。「海龙风彩」とほぼ同時期に進水を行っており、搭載しているクレーンは1,600トン吊り。
2022年5月17日に「CMHI-272-01」というプロジェクト名で建造が開始され、船体寸法などは不明ですが、最大作業水深は70m、自航式でDP-2搭載、宿泊設備は130人分。完成すると、20MW級の風力タービン設置が可能というだけあってクレーンジブは相当長い。
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