米国沿岸警備隊が海底から潜水艇タイタンの残骸回収
U.S. Coast Guard recovers remaining evidence from Titan submersible
(米国沿岸警備隊、潜水艇タイタンから残りの証拠を回収)
https://www.news.uscg.mil/Press-Releases/Article/3551133/us-coast-guard-recovers-remaining-evidence-from-titan-submersible/
2023年10月10日、アメリカ沿岸警備隊は今月4日に北大西洋の海底から潜水艇タイタンの残骸と証拠を回収したことを明らかにした。残骸の中には遺体と推定されるものもあり、慎重に回収されてアメリカの医療専門家による分析のため輸送されたという。
潜水艇タイタンの残骸引き揚げ任務には、沿岸警備隊の海洋調査委員会(MBI,Marine Board of Investigation)、アメリカの国家運輸安全委員会(NTSB,National Transportation Safety Board)そして、カナダ運輸安全委員会の調査員が参加。潜水艇「タイタン」が消息不明となった後におこなわれた初期回収作業のフォローアップとして実施された。MBIは、NTSBやその他の国際捜査機関と連携して回収された潜水艇「タイタン」の破片を基に共同証拠調査を予定。今後は法医学検査など、さらなる調査段階について決定するという。
これまでの経緯
2023年6月18日に大西洋で沈没した「タイタニック号」の残骸を探検する観光ツアー用の有人潜水艇「タイタン」が消息不明になる事故が発生、4日後の6月22日に海底で破片が発見され潜水艇「タイタン」のものであることを確認し、乗船していた5人は死亡したと推定されることが発表されていました。
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