大分ホーバークラフト2番船「Banri」検査合格、引き渡しへ
2023年11月16日、大分空港と大分市内を結ぶ海上交通アクセスとして2023年度中の運航開始を予定している3隻のホーバークラフトのうち2番船「Banri」について国の最終検査がおこなわれ、合格。17日までにイギリスの製造会社Griffon Hoverworkから大分県に引き渡しされるという。
大分ホーバークラフト2番船「Banri」が運搬船に積まれて日本に到着したのは11月8日。到着から引き渡しまでの日数は9日間。1番船「Baien」は15日間だったので比較すると6日間、40%も短縮されています。
しかし、報道されている情報によると、大分県に引き渡された後に運航事業者へ引き渡されるのは貸し付け契約を経て12月中旬になるという。この運航事業者への引き渡しがおこなわれるまでの1ヶ月間は操縦訓練の機体として使用できないということなのでしょうか。その辺がいまいち理解できませんでした。
操縦訓練初日に事故が起きた1番船「Baien」
1番船「Baien」では操縦訓練が開始された初日の11月8日に事故が発生。こんな事情の時なので引き渡された2番船「Banri」の機体を使用して一刻も早く運航開始に向けた操縦訓練を始めて欲しいという気持ちが強くなってしまう。しかし、こんな時だからこそ万全の体制を整える事が運航開始に向けた最短ルートであるようにも思えます。
そして、近日中に運航事業者から事故調査結果や今後の安全対策について公表される予定だという。今後、運航開始を見据えどのような対策を講じるのかについては要注目。1番船「Banri」の復旧については、修理の手続きを調整している段階ということなので早期復旧は厳しそう。
船名 | イギリス 出港日 | 日本 到着日 | 運搬日数 (英→日) | 到着から納入 までの日数 | 納入日 | 当初の 納入予定日 | 遅延日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Baien | 7月15日 | 8月24日 | 40日 | 15日 | 9月8日 | 2023年7月20日 | 50日 |
Banri | 9月20日 | 11月8日 | 49日 | 9日 | 11月17日 | 2023年10月12日 | 36日 |
Tanso | ― | ― | ― | ― | ― | 2024年1月18日 | ― |
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