米国「Empire Wind 1」向けとなる最初のモノパイル製造
First monopile successfully manufactured in expanded production facilities: Sif completes first foundation for Equinor’s Empire Wind 1-project
(拡張された生産施設で最初のモノパイルが無事に製造されました: Sif が Equinor の Empire Wind 1 プロジェクトの最初の基礎を完成)
出典:https://sif-group.com/en/news/first-monopile-successfully-manufactured-in-expanded-production-facilities/
2024年11月29日、Sif Groupはアメリカで建設が計画されている洋上風力発電所「Empire Wind 1」向けとなる最初のモノパイルがオランダのマースヴラクテ(Maasvlakte)にある生産施設で製造されたことを発表しました。
「Empire Wind 1」は、アメリカのロングアイランドから15~30マイル(約24~48km)沖合にVestas製の15MW風力タービン「V236-15.0MW」54基を設置する計画で総発電容量は810MW。風力タービン基礎にはモノパイルを採用しており、製造する54基のモノパイルのうち最初の1基目は11月28日に完成したという。
Sif Groupは「Empire Wind 1」向けモノパイル54基に加えて、トランジションピース54基の製造についても契約しており、トランジションピースの製造はオランダ南西部のルールモント(Roermond)で製造予定。
公開されたモノパイルの画像を見ると、15MW風力タービンの基礎というだけあってかなり巨大。長さや直径、そして重量が気になるところですが、数値については記載されていませんでした。
Sif Groupはオランダのモノパイル生産施設を拡張
「Empire Wind 1」向けのモノパイル製造がおこなわれたオランダのマースヴラクテにある生産施設は、2023年4月から拡張工事が進められており、新しい生産ラインで製造がおこなわれたそうです。
生産施設の拡張工事により年間製造能力は30万トンから50万トンへ増加し、直径11m、重量2,500トンのXXXLモノパイル200基分に相当する製造が可能になるという。2023年2月に3億2,800万ユーロ、日本円で約469億円(1ユーロ=143円として換算:2023年2月の為替相場)の最終投資決定を下したことが発表されていました。
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