中国で新たに2,000トン吊りSEP起重機船の設計、建造契約が締結されました。引き渡し予定は2024年第2四半期。
中国で2,000トン吊りSEP起重機船の設計、建造契約締結
中国鉄建大橋工程局集団有限公司は、招商局重工(江蘇)有限公司と2,000トン吊りクレーンを搭載したSEP起重機船の設計、建造契約を締結。引き渡し予定は2024年第2四半期。
建造するSEP起重機船の作業水深は70m以下。最大で20MW級の洋上風車設置が可能。
2022年9月に完成した同じ容量のクレーンを搭載したSEP起重機船「白鹤滩」を建造したのは、中船黄埔文沖船舶有限公司。中国のニュース記事によると、黄埔文沖も入札には参加していたそうです。
今回、建造をおこなう招商局重工(江蘇)有限公司は、2022年8月に1,600トン吊りSEP起重機船の建造を開始している。
アメリカではジョーンズ法の要件を満たすためにアメリカ国内で洋上風力向けの設置船を建造する動きがありましたが、現状で建造を開始しているのは1隻のみ。Dominion Energyがテキサス州ブラウンズビルの造船所 Keppel AmFELS で建造中のSEP起重機船「Charybdis」。
それに引きかえ中国ではいたる所でSEP起重機船の建造がおこなわれています。今後もしばらくは中国で洋上風力向けの設置船建造ラッシュが続くものとみられる。
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