Havframの3,250トン吊りSEP船建造スタート
Havframは、LinkedInへの投稿で3,250トン吊りクレーンを搭載するSEP船のSteele Cutting Ceremony(鉄鋼切断式)をおこない建造を開始したことを発表しました。建造するのは、中国の山東省 煙台市にあるCIMC Raffles Offshore。
Havfram は CIMC Raffles と2隻のSEP船について建造契約を締結している。SEP船の船体設計はNOVの海洋事業の一部であるGustoMSCによるもので、NG-20000Xという型式。クレーンはHuisman製。
1隻目の完成・引き渡し予定は2025年8月、2隻目は2025年第4四半期後半となっている。
出力20MW以上の洋上風車設置を想定
Havframが建造する2隻のSEP船に搭載されるクレーンは、Huisman製で最大吊り上げ能力3,250トン。フル電動のLEC(Leg Encircling Crane)となっており、ブーム長さ155mで甲板上からの揚程は約180m、20MW以上の風力タービン設置が想定されている。
船体設計を手掛けるのは、GustoMSC。NG-20000Xという型式で、最新のバッテリーハイブリッド運転技術が搭載され、以前のモデルと比較して炭素排出量を大幅に削減。さらに、生成された電力を船のシステムに戻す再生電力システム技術を含む、NOV可変速ドライブラックアンドピニオンジャッキシステムが装備されるという。
型式 | NG-20000X |
長さ | 151.1m |
幅 | 58.0m |
甲板スペース | 5,600m2 |
レグ長さ | 120m |
最大作業水深 | 70m |
名称 | モノパイルの直径 |
---|---|
通常のモノパイル | 5m~6m |
XLモノパイル | 6m~8m |
XXLモノパイル | 8m~11m |
XXXLモノパイル メガモノパイル | 11m以上 |
出典:Bladt IndustriesのHP
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