中国で国産2隻目の大型クルーズ船アドラ・フローラ・シティ船名発表
2024年10月25日、Adora Cruisesは「愛達・魔都号」(アドラ・マジック・シティ)に続き中国で国産2隻目となる大型クルーズ船の船名「愛達・花城号」(Adora Flora City、アドラ・フローラ・シティ)を発表しました。
「アドラ・フローラ・シティ」は2022年8月にSteel Cutting Ceremony(鉄鋼切断式)がおこなわれ、建造に着手。現在、ドック内での建造作業が進められており、2026年末に完成・引き渡し予定。
2026年末の引き渡し後は、中国南部の広州を母港として国際クルーズ航路に就航するという。
建造は、1隻目の「アドラ・マジック・シティ」と同じ中国船舶集団(CSSC)傘下の上海外高橋造船(SWS)でおこなわれています。
建造スケジュール
- 2022年8月Steel Cutting Ceremony(鉄鋼切断式)
建造開始
- 2024年4月Keel Laying Ceremony(起工式)
- 2025年5月進水(予定)
- 2026年6月海上公試(予定)
- 2026年末完成・引き渡し(予定)
花の都として知られる広州が船名の由来
Adora Cruisesのプレスリリースによると、新造クルーズ船「アドラ・フローラ・シティ」の船名は花の都として知られる広州からインスピレーションを得たもの。広州は中国古代海上シルクロードの発祥の地であり、世界への愛と憧れに満ちた「アドラ・フローラ・シティ」が乗船者を世界の探検へ導くと述べています。
中国初の国産大型クルーズ船「アドラ・マジック・シティ」と比較して「アドラ・フローラ・シティ」は総トン数(142,000トン)と船体長さ(341m)が増加し、客室数(2,130室)も少し増えている。ですが、今回の発表で示された乗客定員は5,232人で「アドラ・マジック・シティ」よりも少し減少しています。客室のデザインやレイアウトを最適化し、多彩なスイートルームタイプを追加、より上質な宿泊体験を提供するという。
船名 | 愛達・魔都号 | 愛達・花城号 | 比較 |
総トン数 | 135,500トン | 142,000トン | +6,500トン |
長さ | 323.6m | 341m | +17.4m |
幅 | 37.2m | 37.2m | ±0 |
喫水 | 8.26m | 8.17m | ― |
エアドラフト | 72.2m | 不明 | ― |
客室数 | 2,125室 | 2,130室 | +19室 |
乗客数 | 5,246人 | 5,232人 | -14人 |
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