1,500トン吊りSEP起重機船「华夏鸿鹄01」竣工

出典:龙de船人
2025年3月6日、山東省烟台市のYantai CIMC Raffles Offshoreで华夏金融租賃向けに建造していた1,500トン吊りSEP起重機船「华夏鸿鹄01」(Hua Xia Hong Gu 01)が竣工し、引き渡しがおこなわれました。
SEP起重機船「华夏鸿鹄01」は、2023年2月に鉄鋼切断式(First steel cutting ceremony)がおこなわれ建造着工。およそ1年後の2024年3月に船体進水。建造期間は約2年。
建造をおこなったYantai CIMC Raffles Offshoreでは、2025年1月にVan Oord向けとなる3,200トン吊りSEP起重機船「Boreas」を引き渡している。
- 2023年2月鉄鋼切断式(First steel cutting ceremony)
- 2024年3月
- 2025年3月竣工・引き渡し
SEP起重機船「华夏鸿鹄01」の概要
SEP起重機船「华夏鸿鹄01」の船体寸法は長さ139m、幅50m、深さ10m、レグ長さは120mで最大作業水深70m。最大1,500トンで作業半径45mまで吊り上げ可能なLEC(Leg Encircling Crane)のメインクレーンと250トン吊りの補助クレーンを搭載。
自航式で設計速力は9ノット。DPS(自動船位保持装置)はDP-2を搭載し、120人収容できる大容量の宿泊設備を備えています。
揚程は185mで15MW以上の洋上風力タービン設置が可能。そして、洋上風力タービン基礎の施工についても考慮した設計になっているという。
船名 | 華夏鴻鹄01 |
クレーン能力 | 1,500トン(主) 250トン(補助) |
長さ | 139m |
幅 | 50m |
深さ | 10m |
レグ長さ | 120m |
最大作業水深 | 70m |
宿泊設備 | 120人 |
DPS | DP-2 |

出典:烟台中集来福士海洋工程有限公司
中国船級社の登録情報

SEP起重機船「华夏鸿鹄01」は中国船級社(China Classification Society)で船級登録されており、船主はHuaxia Financial Leasing Co.,Ltd.(华夏金融租赁有限公司)、運航会社は德京集団の子会社にあたるDejing (Fujian) Marine Engineering Equipment Co., Ltdと記載されています。
- Owner(船主):Huaxia Financial Leasing Co.,Ltd.
- Manager(運航会社):Dejing (Fujian) Marine Engineering Equipment Co., Ltd
- Shipbuilder(建造):Yantai CIMC Raffles Offshore Engineering Co., Ltd.
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