SEP船「Brave Tern」に搭載予定のクレーン完成
アップグレード予定のSEP起重機船「Brave Tern」に搭載するブーム長さ140mのHuisman製1,600トン吊りクレーンが完成。製造場所のオランダにあるスヒーダムのHuisman生産拠点からスペインのフェロルへ輸送されるという。
Fred. Olsen WindcarrierのSEP起重機船「Brave Tern」は、2022年1月にクレーン能力を800トンから1,600トンに増強することが発表され、その後スペインのNavantia造船所でアップグレード作業を実施することが明らかにされていました。
SEP起重機船「Brave Tern」のAIS情報を確認すると、2024年1月4日にフランスのル・アーブルを出港し、1月8日にスペインのNavantia造船所へ到着していました。なので、すでにアップグレード作業は始まっているのかもしれません。
800トン吊りSEP起重機船「Brave Tern」
SEP起重機船「Brave Tern」は、クレーンのアップグレードをおこなうことが発表されており2024年内に完了する予定。吊り上げ能力は現在の800トンから1,600トンに増強され、メインフックの揚程は甲板上から157.5m、最大400トン吊りの補助フックの揚程は166.5mと大幅にアップする。
2021年9月から2022年6月にかけてシンガポールのKeppel FELSで実施したFred. Olsen Windcarrierが所有するSEP起重機船「Bold Tern」と同様のアップグレードが予定されており、クレーン能力増強に加えて船体幅も39mから45mへ6mの拡幅がおこなわれる予定。
船名 | Brave Tern |
クレーン能力 | 1,600トン |
揚程 | メインフック:157.5m(1,600トン、甲板上) 補助フック:166.5m(400トン、甲板上) |
長さ | 132m |
幅 | 45m |
深さ | 9m |
レグ長さ | 92.4m |
作業水深 | 60m |
速力 | 12ノット |
DPS | DP2 |
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