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ØrstedがCadelerのSEP船1隻を4年間の長期傭船

ØrstedがCadelerのSEP船1隻を4年間の長期傭船 洋上風力発電
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ØrstedがCadelerのSEP船1隻を4年間の長期傭船

2024年4月8日、ØrstedとCadelerは建造中のSEP船1隻について長期傭船契約を締結したと発表。傭船期間は、2027年第1四半期から2030年末までの4年間。

傭船するのは、2隻建造予定のA-Class(以前はF-class)と呼ばれるSEP船「Wind Ally」「Wind Ace」のうち、どちらか1隻。引き渡し予定はそれぞれ、2025年第4四半期と2026年後半になっているので、現段階のスケジュールで進捗するとどちらでも配船は可能。

2隻とも中国のCOSCO Shippingと建造契約を締結しており、「Wind Ally」は2023年9月に建造に着工しています。

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A-ClassのSEP起重機船について

CadelerのA-Classと呼ばれるSEP起重機船は、船体設計をNOV傘下のGustoMSCが担当し、Huisman製のクレーンを搭載する予定。船体設計のベースになっているのはGustoMSCの「NG-20000X」ですが、Cadelerのウェブサイトで船体寸法などの詳細情報は公表されていない。クレーンの最大吊り上げ能力は、Huismanの受注時に公表された内容によると2,600トン。

特徴の1つに基礎設置船から風力タービン設置船への転換が迅速におこなえるという点があります。どのような仕組みなのかは説明されていないので不明ですが、恐らく清水建設の「BLUE WIND」と同様にテレスコピッククレーンを搭載するのではないかと勝手に思ってます。建造が進んでいけば明らかになるでしょう。

今回発表されたCadelerのプレスリリースでは、SEP船の甲板積載容量について明らかにされており、モノパイルについてはXXLモノパイルを最大6基、風力タービン部材は15MWを7セットまたは20MWを5セットを自船甲板に積載することが出来るという。

船体設計NG-20000X
長さ151.1m
58m
深さ12m
レグ長さ120m
作業水深70m(最大)
貨物スペース5,600m2
積載重量16,100トン
宿泊設備130人
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