建造費約7億円、洋上太陽光発電向け杭打ち船の建造開始
奋战开门红 | 山东海洋集团海上光伏多功能打桩运维船开工建造
(好調なスタート | 山東海洋グループの洋上太陽光発電多機能杭運用保守船が建造開始)
https://www.sdmg.cn/document/4635.html
中国で洋上太陽光発電設備の設置に特化した杭打ち船の建造が開始されました。山東海洋集団傘下の山東藍鲲海洋工程有限公司が独自に開発し、山東省威海市にある栄成造船工業有限公司で建造がおこなわれるという。
船体寸法は長さ64.9m、幅28m、深さ3.4m。運用水深は12mとなっており、位置決めをおこなう設備としてスパッドと動的位置決め装置を搭載。最大で直径1.3m、長さ36mの杭を1日で48本打設することが出来るという。リーダー仕様の打設機械はスライド式で柔軟な動きと正確な位置決めを実現。甲板上にはデッキクレーンも備えているようですが杭供給システムを2セット搭載しているとのことなので、船体中央付近に積み込まれた杭を打設する船体前方へ運ぶ装置があるのかもしれません。
建造費用は3,395万元、日本円に換算すると約7億円。意外とリーズナブルな価格に思えます。
ひとつ気になったのは、1日で48本打設することが出来るという施工能力。例えば、日中の8時間で48本を打設しようとすると1時間当たり6本になり、10分に1本という計算。さすがにシフトなど移動時間を考えると現実的ではないような気がする。まさか24時間連続打設した時の施工能力ということなのでしょうか。それでも1時間当たり2本なので30分に1本という計算。なんだか怪しい感じが漂っている気がする。
洋上太陽光発電向けの杭打ち船
船名 | 未定 |
長さ | 64.9m |
幅 | 28m |
深さ | 3.4m |
気になる実際の施工状況
2023年10月に完成した洋上太陽光発電設備の杭打ち船「電建海装001」もそうでしたが、実際に稼働している施工状況を見てみないと良し悪しは判断できないきがします。作業の様子が公開されるかどうかは分かりませんが。
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