DamenがWindcat向け水素燃料CSOVを進水

DamenがWindcat向け水素燃料CSOVを進水 洋上風力発電
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DamenがWindcat向け水素燃料CSOVを進水

2024年10月14日、Damen ShipyardsWindcat向けとなる水素を動力源とするCSOV(Commissioning Service Operation Vessels)の進水を発表しました。

CSOV「WINDCAT ROTTERDAM」の建造はベトナムのHa Long Shipyardで進められており、10月12日に進水式がおこなわれた。今後も艤装や試運転などがおこなわれ、引き渡し予定は2025年第2四半期。

6隻のCSOVを建造予定

Damen ShipyardsはWindcatと2022年に最初の建造契約をおこない、これまでに合計6隻のCSOV建造契約を締結。最後の建造契約は2024年半ばに締結されたという。建造するのは「Elevation Series」と呼ばれるCSOVで、6隻すべてをベトナムのHa Long Shipyardで建造する予定。

今回進水したCSOV「WINDCAT ROTTERDAM」は、建造予定の6隻のうち1隻目にあたる。

水素燃料CSOV「Elevation Series」

建造予定のCSOVは「Elevation Series」と呼ばれるタイプで、既存の船舶と比較して機能と柔軟性が向上した革新的な設計になっているそうです。Windcatに掲載されている船体概要によると、全長89m、幅19.7m、喫水5.3m。120人分の宿泊設備を搭載しており、最大30日間の洋上作業が可能で技術者の快適な生活空間と必要なメンテナンス資材を提供。

推進装置は船首・船尾に各2基の出力1,800kWアジマススラスターを備え、DPSはDNVのDYNPOS(AUTR)ということなのでIMOでいうclass2相当の自動船位保持装置を搭載している。船首にアジマス2基というのは少し珍しい仕様なのかも。

「Elevation Series」の大きな特長として、水素とディーゼルのDF(dual fuel)エンジンを搭載している点が挙げられる。これは2021年に建造された水素動力CTV(Crew Transfer Vessel)の「HYDROCAT 48」に搭載されているDF(dual fuel)エンジンの技術が取り入れられているそうです。

名称Windcat Offshore
Elevation Class H2 Csov
総トン数6,700トン
長さ89m
19.7m
喫水5.3m
宿泊設備120人
プロペラアジマススラスター
1,800kW×4基
DPSDYNPOS (AUTR)
(IMO class2 相当)
搭載設備長さ30mの3D動作補償ギャングウェイ
20トン吊りの3D動作補償クレーン
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