DENZAIがリープヘル2,500トン吊りCCを日本初導入

DENZAIがリープヘルの2500トン吊りCCを日本初導入 建設機械・機器
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DENZAIがLiebherrの2,500トン吊りクローラークレーン日本初導入

北海道室蘭市で創業したDENZAIは、Liebherr製の2500トン吊りクローラークレーン「LR12500-1.0」を日本国内およびアジア太平洋地域で初めて導入することをLinkedInへの投稿で発表しました。

導入するクローラークレーン「LR12500-1.0」は、2024年7月にドイツの工場を出荷する予定。初稼働は、2024年10月に韓国の蔚山でDENZAIが携わるS-OIL Shaheenプロジェクトだという。その後、日本国内や海外で稼働するということなので、将来的には日本国内の現場でも巨大な姿を見ることができるかもしれません。

洋上風力発電関連事業も展開

DENZAIは、重量物を揚重・輸送する重機において国内有数のラインナップを保有しており、近年では台湾での洋上風力発電事業に日本企業として初めて参画するなど、洋上風力発電関連事業も展開。クローラークレーン以外にも2018年初頭に、ドイツの重量物輸送用車輛を製造するGOLDHOFERの「ADDRIVE」とブレード起立輸送装置「FTV 500」の両方を日本企業として始めて納入。さらに2023年3月には、ブレード起立輸送装置「FTV 850」の納入を発表しています。

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2,500トン吊りクローラークレーン「LR 12500-1.0」

2,500トン吊りクローラークレーン「LR 12500-1.0」
出典:Liebherr

Liebherrのクローラークレーン「LR 12500-1.0」は、最大吊り上げ能力2,500トン。メインブームの最大長さは162m、メインブーム後方のデリックブームは長さ54m、デリックバラストは1,400トン。

Liebherrのウェブサイトで概要数値として紹介されている最大ホイスト高さは200m。公開されているスペックシートで揚程200mの仕様を確認すると、メインブーム100m、ラッフィングジブ108mという組み合わせで作業半径は52m、吊り上げ重量は310トン。

クローラークレーン「LR 12500-1.0」の用途として、主に洋上風力発電部品などの重量物を港湾などで積み込むために設計されているという。Van Oordの特殊杭打ち船「Svanen」によるモノパイル設置がおこなわれたドイツの「BALTIC EAGLE OFFSHORE WIND FARM」では、モノパイルを曳航するためEEW SPCの生産拠点があるドイツのロストックで最大吊り上げ能力2,500トンの「LR 12500-1.0」と800トン吊りの「LR 1800-1.0」という2台のクローラークレーンを使用した進水作業がおこなわれました。

型式LR 12500-1.0
最大吊り上げ能力2,500トン
メインブーム162m(最大)
デリックブーム54m
中央バラスト100トン
カウンターウェイト320トン
デリックバラスト1,400トン
「LR 12500-1.0」のフックブロック
出典:Liebherr
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