バハマ沖を航行中のクルーズ船ファンネルで火災、原因は落雷の可能性

バハマ沖を航行中のクルーズ船ファンネルで火災、原因は落雷の可能性 事件・事故
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バハマ沖を航行中のクルーズ船「Carnival Freedom」ファンネルで火災

2024年3月23日、フロリダ州ポート・カナベラルからバハマへ向かう4泊のクルーズをおこなっていたクルーズ船「Carnival Freedom」のファンネルで火災が発生。クルーズ船の航行に支障は出ておらず、負傷者も報告されていないということですが、火災により損傷したファンネルの一部がデッキに落下。

荒天にり寄港をキャンセルしたあと、火災が発生

クルーズ船「Carnival Freedom」は、3月21日15時30分頃(現地時間)にフロリダ州ポート・カナベラルを出港し、翌日の22日9時過ぎにバハマの首都ナッソーへ到着。およそ9時間の滞在後、22日18時頃にナッソーを出港してエルーセラ島南部にあるプリンセス・ケイズへ向かいましたが、荒天により寄港がキャンセルとなりフリーポートへ向かっていたという。

火災が起きたのは3月23日15時頃(現地時間)。フリーポートへ向けてエルーセラ島から約37km(20海里)沖を航行中にファンネルの左舷側から炎と煙が上がった。火災により損傷したファンネルの一部がオープンデッキ上に落下しましたが、船内では火災発生後にオープンデッキへ近づかないようアナウンスがおこなわれていたためケガ人は出ていない。

火災の延焼を抑えるため、風向きを考慮してUターン

クルーズ船「Carnival Freedom」のAIS情報を見ると、火災が発生した後に北へ向かっていた針路を180度変えて南へ進んでいるのが確認できます。その理由は火災の延焼を少しでも抑え、迅速に消火をおこなうためだったという。

SNSに投稿されているファンネルが燃えている画像を見ると、確かに煙の流れが変わっている。燃えている部分を風下側に移動させるという船長の機転が事態を最小限の被害に抑えたようです。咄嗟の緊急事態にも関わらず、理にかなった効率的な手段を行動に移せる船長の偉大さに感心。

船長のファインプレーと言える機転を利かせた対応もあり、火災は約2時間後に鎮火。今のところクルーズ船運航にも支障はでておらず、フリーポートへ向けて航行を継続している。

火災原因は落雷の可能性

一部の乗客はクルーズ船に雷が落ちた後に火災が発生したと証言しているそうです。

Carnival Cruise Line側もこのような報告があることを認識しており、その上で火災が起きた原因調査をおこなっているという。

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クルーズ船「Carnival Freedom」ファンネルで起きた火災の様子

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クルーズ船「Carnival Freedom」

船名Carnival Freedom
総トン数110,556トン
長さ290.23m
35.48m
船籍パナマ
建造年2007年2月
クルーズ船「Carnival Freedom」
出典:Carnival Cruise Line
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