☑【Googleニュース】でも最新記事をチェック出来るよ!

韓国で補強作業中のガントリークレーン倒壊、2人が巻き込まれ死亡

韓国で補強作業中のガントリークレーン倒壊、2人が巻き込まれ死亡 事件・事故
スポンサーリンク

韓国で補強作業中のガントリークレーン倒壊、2人が巻き込まれ死亡

2024年3月24日、韓国の蔚山ウルサン広域市蔚州郡ウルチュグン温山邑オンサヌプにあるコンテナターミナルで補強作業中のガントリークレーンが倒壊する事故が発生。クレーン倒壊に巻き込まれた作業員の男性2人が海に転落し、事故後に駆け付けた救助隊によって助け出された時はすでに心肺停止の状態。その後、病院へ搬送されましたが死亡が確認されたという。

事故を報じるニュース記事

朝鮮日報Online【2024/03/25 10:55掲載】

高さ65mの35tクレーンが倒壊…作業員2人が海に転落し死亡 /蔚山

24日午前11時11分ごろ、蔚山市蔚州郡新厳里で高さ約65メートル、重さ約35トンのガントリークレーン(港湾などの岸壁に設置されるクレーン)が倒れる事故が発生し、作業員2人が死亡した。

https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/03/25/2024032580006.html

事故を報じるニュース記事だと、倒壊したガントリークレーンは高さ約65mで重量約35トンと書かれています。しかし、普通に考えてガントリークレーンの重量がそんなに軽い訳が無い。なので記事の文章から推測すると、コンテナを吊り上げるスプレッダーを装着した状態で約35トンの吊り上げ能力があり、ガーダーを起こすと高さ約65mのガントリークレーンだと思われる。

油圧クレーンの折れたブーム

事故現場の画像には倒壊したガントリークレーンの走行車輪が映っており、本体の大部分が海に投げ出されていることが分かります。

そして、中間部分でブームが折れた2台の油圧クレーン。事故が起きた時はガントリークレーンの補強作業中で油圧クレーンを使用して、ゴンドラ作業による高所作業をおこなっていたようです。2台の油圧クレーンが接地しているアウトリガーは動いたような形跡が無く、ガントリークレーン倒壊原因には関係していない可能性が高い。

ゴンドラによる高所作業をおこなっていたという点から、過負荷により油圧クレーンのブームが折れるということも考えにくいので、何らかの理由で倒壊したガントリークレーンと接触し、ブームが折れたと考えるのが自然なのかも。

いずれにしてもガントリークレーン倒壊の原因は調査中のため現在のところ不明となっており、どのような経緯で事故が発生したのか原因究明が求められる。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
世界のサルベージ オペレーション

来島海峡で水深60mの海底に沈んだ全長約170mの「白虎」引き揚げをはじめ、日本国内でも多くのサルベージオペレーションがおこなわれています。
世界各地で実施されている困難なサルベージの数々を紹介。

スポンサーリンク
SEP起重機船 世界ランキング 2023

世界的な再生可能エネルギーへの転換に伴い、洋上風力発電の建設は勢いを増すばかり。
風力タービン設置の専用船ともいうべきSEP起重機船も数多く建造され、大型化する洋上風車に対応するべく既存船アップグレードがおこなわれている。
世界のSEP起重機船56隻のランキングに加えて新造船22隻の建造情報を一覧で紹介。

Crane1000をもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む

タイトルとURLをコピーしました