淡路島の沖に高さ20メートルの淡路瓦を使用した超高層型魚礁を設置

淡路島の沖に高さ20メートルの淡路瓦を使用した超高層型魚礁を設置 宇宙、自然、歴史

 水産資源の増加を目的として淡路島の南にある沼島沖に高さ20mの超高層型魚礁2基を含む3基の魚礁が設置されました。設置作業を行ったのは400トン吊りクレーン船「第八十八栄伸号」。

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淡路島の沖に高さ20メートル 淡路瓦使用の超高層型漁礁を設置

 2023年3月3日、兵庫県 南あわじ市 沼島ぬしま沖に水産資源の増加を目的として、高さ20mの超高層型魚礁2基と高さ13mの高層型魚礁1基の合計3基を設置。対象としている魚種は、マダイ、マアジ、メバル、カサゴなど。

 兵庫県は、増殖場造成事業として既存人工礁・天然礁を相互につなぎ、マダイをはじめとする岩礁性魚類の保護育成を図るとともに、マアジの滞留を促すために背の高い構造物を設置することにより、水産資源と漁業生産を増大させる取り組みを行っている。今回の高層型漁礁設置も増殖場造成工事として兵庫県淡路県民局から発注された工事。

 設置した超高層型魚礁は、南あわじ市の地元業者が開発したもので素焼きの淡路瓦を使用しているのが特徴。”南あわじ市”と”淡路瓦使用”というキーワードで魚礁製作企業を調べたところ、南あわじ市に本社を置き人工魚礁の設計・開発などを行う「日本リーフ株式会社」でした。

「瓦ユニット」
出典:JAPAN REEF
カルセラリーフ 1600S型(W=40.78トン)
出典:JAPAN REEF

 「日本リーフ株式会社」は、全国で普及している角型組立礁をはじめ、ネットブルリーフと呼ばれる刺し網、小型底曳等の操業に配慮した網掛かりしにくい形状のコンクリート製魚礁など様々な製品ラインナップを保有。

 今回設置した魚礁は、カルセラリーフのハイタワーシリーズ。複雑構造の鋼製魚礁に「瓦ユニット」と呼ばれる瓦を立てた状態で、表裏交互に配置したものをユニットにして組み込んでいる。素焼瓦は、表面が粗面になっており、潮流と接することで付着生物が着生し易い特徴がある。天然礁では生み出すことができない水産生物の好適な棲息環境を人工的に創出しているそうです。

 画像のカルセラリーフ ハイタワーシリーズの製品は、今回設置したものと似ていますが細部に違いが見られるので、現場に合わせてカスタマイズされているのかもしれません。ホームページに掲載されている製品仕様の重量は40.78トン。

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400トン吊りクレーン船による設置作業

 魚礁の設置作業を行ったのは、岡山県倉敷市に本社を置く株式会社 栄伸海事工業の400トン吊りクレーン船「第八十八栄伸号」。押船は「第八十八栄伸丸」。

400トン吊りクレーン船「第88栄伸号」
出典:Eishin
船名第八十八栄伸号
クレーン能力400トン
長さ67.0m
25.0m
深さ4.8m
スパッド30m
建造年2014年1月
400トン吊りクレーン船「第八十八栄伸号」のAIS情報

 AIS情報によると、3月1日9時に岡山県水島港を出港して、18時過ぎに淡路島北西側の湊港に到着。翌日の3月2日に恐らく設置する魚礁の積込を行っている。そして、3月3日6時に湊港を出港し、7時40分頃の転流に合わせて7時50分に鳴門海峡を通過。10時頃に設置場所の沼島沖に到着。13時には沼島沖を離脱しているので設置作業は3時間ほど。

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ニュース動画「淡路瓦使った巨大魚礁を沼島沖に設置」

 Youtubeにアップされた、サンテレビニュースの動画。

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