フランスのNoirmoutierで洋上変電所の設置完了
2024年6月14日、Ocean Windsはフランス西部のビスケー湾で建設を進めている「Iles d’Yeu et de Noirmoutier offshore wind farm」の洋上変電所設置が完了したと発表。
洋上変電所のジャケットとトップサイドを設置したのは、Allseasが所有する「Pioneering Spirit」。どちらも、5,000トン吊りクレーンを使用して実施されました。設置重量はジャケットが1,700トン、トップサイドが2,500トン。
設置部位 | 長さ | 幅 | 高さ | 重量 |
---|---|---|---|---|
ジャケット | 不明 | 不明 | 64m | 1,700トン |
トップサイド | 39m | 25.5m | 18m | 2,500トン |
「Noirmoutier Offshore wind farm」の設置エリアは海底地盤が岩盤という非常に施工が困難な条件の場所となっており、ジャケット設置に先立ってDEMEが所有する1,500トン吊りSEP起重機船「INNOVATION」による先行杭設置がおこなわれました。先行杭設置およびモノパイル設置には、フランスの「Saint-Nazaire offshore wind farm」で使用した最先端の掘削技術が採用されています。
「Iles d’Yeu et de Noirmoutier offshore wind farm」の概要
「Iles d’Yeu et de Noirmoutier offshore wind farm」は、フランス西部にあるユー島から11.7km沖合のビスケー湾にSiemens Gamesaの8MW風力タービン「SG 8.0-167 DD」62基を設置する計画、総発電容量は496MW。Ocean Winds、住友商事などを含むコンソーシアムのEMYN(Éoliennes en Mer des Îles d’Yeu et de Noirmoutier)によって開発がおこなわれています。
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