☑【Googleニュース】でも最新記事をチェック出来るよ!

半潜水式運搬船「華瑞龍」に14隻の船舶搭載、中国からギニアへ輸送

半潜水式運搬船「華瑞龍」に14隻の船舶搭載、中国からギニアへ輸送 船舶
スポンサーリンク

半潜水式運搬船「華瑞龍」に14隻の船舶搭載、中国からギニアへ輸送

全長252mの半潜水式重量物運搬船「華瑞龍」(Hua Lui Long)に大小14隻の船舶を搭載し、中国からギニアへの輸送が完了。

半潜水式重量物運搬船「華瑞龍」は中国の江蘇省にあるCMHIで建造され、2022年8月に引き渡しがおこなわれました。全長252m、幅60m、深さ14.8mで半潜水時の最大甲板深度は16m。載貨重量トン数8万トンの半潜水式重量物運搬船は世界的に見ても最大クラス。

所有者は広州サルベージ局(Guangzhou Salvage)ですが、2023年にCosco Shipping Specialized Carriersと広州サルベージ局は合弁会社であるCOSCO SHIPPING & GUANGZHOU SALVAGE Heavy Transport Co., Ltd.(CSGS)を設立しており、「華瑞龍」はCSGSで運航されているようです。

半潜水式重量物運搬船「華瑞龍」(Hua Lui Long)

船名華瑞龍
総トン数74,226トン
載貨重量トン80,067トン
長さ252m
60m
深さ14.8m
最大甲板深度16m
速力14.5ノット
船籍中国
建造年2022年8月
建造中の「華瑞龍」(Hua Lui Long)
出典:Guangzhou Salvage

輸送距離はおよそ10,800海里(20,000km)

半潜水式重量物運搬船「華瑞龍」が14隻の船舶を積み込み終えて中国の寧徳港を出港したのは2024年3月3日。その後、マラッカ海峡を抜けてアフリカ大陸南部の喜望峰沖を通り、4月17日に目的地であるギニアのボファ沖へ到着。中国からギニアまでの輸送距離はおよそ10,800海里(約20,000km)。

14隻の船舶を進水させる作業は3時間で完了したという。バージ2隻を除いて他の船舶全て平積みのようですが、積み重ねていたバージもクレーン船などを使用することなく、そのままの状態で進水させたと思われる。

「華瑞龍」の輸送タイムスケジュール
  • 2024年
    3月3日
    中国 福建省 寧徳港 出港

  • 中国~ギニア 輸送

  • 4月17日
    ギニア ボファ沖 到着

    ・輸送距離 10,800海里

    ・輸送日数 45日間

    ・平均速力 10ノット

スポンサーリンク

関連記事

半潜水式運搬船に内陸貨物船9隻、中国からオランダへ輸送開始
内陸貨物船9隻を搭載した半潜水式重量物運搬船「重任121」
出典:SAL Heavy Lift
半潜水式重量物運搬船「新耀華」に積まれた18隻の船
出典:龙de船人
出典:Bonn & Mees
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
世界のサルベージ オペレーション

来島海峡で水深60mの海底に沈んだ全長約170mの「白虎」引き揚げをはじめ、日本国内でも多くのサルベージオペレーションがおこなわれています。
世界各地で実施されている困難なサルベージの数々を紹介。

スポンサーリンク
SEP起重機船 世界ランキング 2023

世界的な再生可能エネルギーへの転換に伴い、洋上風力発電の建設は勢いを増すばかり。
風力タービン設置の専用船ともいうべきSEP起重機船も数多く建造され、大型化する洋上風車に対応するべく既存船アップグレードがおこなわれている。
世界のSEP起重機船56隻のランキングに加えて新造船22隻の建造情報を一覧で紹介。

Crane1000をもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む

タイトルとURLをコピーしました