米国でOSVをSOVに改造、「HOS Rocinante」引き渡し

米国でOSVをSOVに改造、「HOS Rocinante」引き渡し 洋上風力発電
スポンサーリンク

米国でOSVをSOVに改造、「HOS Rocinante」引き渡し

SOV「HOS Rocinante」
出典:Eastern Shipbuilding Group

2025年12月9日、Eastern Shipbuilding GroupはHornbeck Offshore Services向けにOSV(offshore supply vessel:洋上支援船)をSOV(service operation vessel:サービス運用船)に改造した「HOS Rocinante」の引き渡しを発表しました。

SOV「HOS Rocinante」は洋上風力開発と石油エネルギー事業の両方をサポートできる独自の立場にあり、Hornbeck Offshore Servicesに、国内外のエネルギー顧客の進化するニーズに応える比類のない柔軟性を提供するという。

改造前の元船は「BRAVANTE VI」というOSVで、今回SOVへの改造をおこなったEastern Shipbuilding Groupで建造され、2014年1月に引き渡し。

改造前後の画像を比較すると、別の船になっている様な変貌ぶり。船首形状や船橋に面影は残っていますが、ヘリパッドやギャングウェイ、クレーンなどSOVとして必要な設備が搭載されています。

改造前のOSV「BRAVANTE VI」
出典:Marinetraffic | Celso Marino
改造後のSOV「HOS Rocinante」
出典:Marinetraffic | samuel taylor

SOV「HOS Rocinante」

船名HOS Rocinante
総トン数5,602トン
載貨重量トン4,466トン
長さ91.57m
18.29m
深さ7.47m
速力9ノット(巡航)
12ノット(最大)
DPSDPS-2
宿泊設備119人
建造年2014年1月
(OSV「BRAVANTE VI」)

OSVを揚陸艦に改造するという試みも

改造前のオフショア支援船「HOS RESOLUTION」
出典:Hornbeck Offshore
米海兵隊でオフショア支援船を揚陸艦へ改造する試験的な試み
揚陸艦へ改造された「HOS RESOLUTION」
出典:U.S. Marine Corps

Hornbeck Offshore Servicesの保有船では、OSV→SOVという改造以外にOSV→LS(Landing ship:揚陸艦)という改造もおこなわれている。

中型揚陸艦(LCM,Landing Ship Medium)として改造が施されたのは、Hornbeck Offshore ServicesのOSV「HOS RESOLUTION」。

スポンサーリンク
興味深い海の世界

あらゆるものが巨大な海の世界。
なかでもインパクトの強い画像を中心に海の世界を紹介。

スポンサーリンク
世界のサルベージ オペレーション

来島海峡で水深60mの海底に沈んだ全長約170mの「白虎」引き揚げをはじめ、日本国内でも多くのサルベージオペレーションがおこなわれています。
世界各地で実施されている困難なサルベージの数々を紹介。

Crane1000をもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む

タイトルとURLをコピーしました