フランスのSaint-BrieucでSaipem7000が変電設備を設置

フランスのSaint-BrieucでSaipem7000が変電設備を設置着床式

 フランスで建設中のSaint-Brieuc洋上風力発電所で洋上変電所の設置が無事に終わったようです。設置を行ったのは14,000トン吊り半潜水式起重機船「Saipem7000」。

【過去記事】先行杭の打設はSEP起重機船「Aeolus」
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ジャケット1,630トン、変電設備3,400トン

Saint-Brieuc洋上風力発電所に設置された洋上変電所
出典:Ailes Marines

 オランダとベルギーでそれぞれ製作された洋上変電所のジャケットと上部変電設備の設置が完了。重量は基礎ジャケットが1,630トン、上部変電設備が3,400トン。

 設置を行ったのは、世界で2番目に大きなクレーン船「Saipem7000」。7,000トン吊りのクレーンを2基搭載しており、タンデムリフトで14,000トン吊上げる事が出来る。

 掲載されている画像には遠景のものが少ないですが、変電設備の設置はクレーン1つしか使用していませんね。重量的に問題ないですし、設置の時に旋回も使用できるのでクレーン1つで行っているんだと思いますが、使用しているのは事故を起こしたクレーンじゃない方。クレーンは治ったのでしょうか?

2022年4月14日に「Saipem7000」でフック落下事故が起きている

変電設備の基礎ジャケットとトップサイドの積込

 「Saint-Brieuc」変電設備の基礎ジャケット(重量1,630トン)とトップサイド(重量3,400トン)の積込は2022年6月11日に完了。それぞれ、オランダのHeerema Fabrication、ベルギーのHobokenで運搬台船に積込。

【洋上変電所】 基礎ジャケットとトップサイドの概要
  • 基礎ジャケット — 重量1,630トン、高さ63m
  • トップサイド — 重量3,400トン、長さ55m、幅31m、高さ23m
基礎ジャケットとトップサイドの積込場所
トップサイドの台船積込
ベルギーのHobokenにあるEQUANSで積込される変電設備、重量3,400トン
出典:energyfacts

Saint-Brieuc洋上風力発電所

 風力発電所の建設が行われているサン・ブリユー湾は、潮流が速く、大西洋のうねり、高波の影響を強く受けるという地理的要因から海上作業は3月から10月の間のみ可能という事なので、今まさに施工の最盛期。

 2023年には稼働予定なので、上部の風車組立や海底ケーブル設置などを考えると工程的に余裕はあまりないかもしれませんね。

「Saint-Brieuc」の概要
  • 設置位置:フランス サン・ブリュー湾、最寄の風車は海岸から16.3km
  • 発電容量:Siemens Gamesa SG 8.0-167 DD、8MW×62基=496MW
  • 風車基礎:着床式、先行杭(プレボーリング)ジャケット式
  • 風車形状:ローター直径 167m、ブレード長さ 81.4m、全高 207m

風車基礎のジャケット設置も開始

 「Saipem7000」が設置したのは洋上変電所ですが、Saint-Brieuc洋上風力発電所の風車基礎もジャケット式。こちらの設置を行うのは、5,000トン吊りの自航式クレーン船「Seven Borealis」。

 風車基礎のジャケット設置も開始しているようです。現場は大忙しですね。

【洋上風車】 基礎ジャケットの概要
  • 基礎ジャケット — 重量1,150トン、高さ75m
「Seven Borealis」による風車基礎のジャケット設置
Saint-Brieuc洋上風力発電所付近のAIS情報

 いろんなところで作業している感じ。

Saint-Brieuc洋上風力発電所付近のAIS情報
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