自航式5,000トン吊り起重機船「三航翔安」海上公試完了
2024年9月14日、中交第三航務工程局有限公司(CCCC Third Harbour Engineering)向けに建造している自航式5,000トン吊り起伏式起重機船「三航翔安」(San Hang Xiang An)の海上公試(Sea Trial)が無事に完了。
起重機船「三航翔安」の海上公試は9月8日にスタートし、上海振華重工の長興基地に帰港した9月14日までの7日間に渡っておこなれました。海上公試では、自航式起重機船「三航翔安」の航行テストやDP-1のダイナミックポジショニングシステム(DPS)についての動的測位テスト、アンカーリングテストなど一連の20を超える重要な試験を実施。
起伏式起重機船の船体部分がカクカクのバージタイプではなく、自航式の形状になっている見た目や居住区上部の船橋は見慣れていないので違和感ありますね。ですが、その違和感も含めて機能美が感じられ、全体的なデザインは悪くない、むしろかっこいい。
自航式5,000トン吊り起重機船「三航翔安」の概要
出典:龙船风电网
起重機船「三航翔安」の船体寸法は長さ178m、幅48m、深さ13.5m。最大吊り上げ能力5,000トンのクレーンは、2,500トン吊りのフックブロックを2基搭載。ジブ先端に取り付けられる補助フックは1,200トン吊り。それぞれ甲板上からの揚程はメインフック最大133m、補助フック最大150m。
船名 | 三航翔安 |
クレーン能力 | 5,000トン |
揚程 | 主フック:133m 補フック:150m |
長さ | 178m |
幅 | 48m |
深さ | 13.5m |
スラスター | バウ 3,000kW×2(船首) アジマス 2,500kW×3(船尾) |
DPS | DP-1 |
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