全長約150mの巨大なケーブル敷設船 建造契約締結
Ulstein Verft signs new shipbuilding contract
(Ulstein Verft が新たな造船契約に署名)
https://ulstein.com/news/nexans-signs-contract-ulstein-verft
2023年9月19日、Ulstein Group の造船部門である Ulstein Verft は、Nexans Marine Operations AS 向けとなるケーブル敷設船の建造契約を締結したと発表しました。
新造ケーブル設置船の船体設計を手掛けているのは、ノルウェーに本社を置く Skipsteknisk。洋上風力に関係する船舶をはじめ、巡視船や漁船など幅広く特殊船舶の設計をおこなっている。今回建造するケーブル敷設船は「ST-297 CLV」と呼ばれるタイプで、2021年には同タイプのケーブル敷設船「Nexans Aurora」が建造され、同様にNexans へ納入している実績がある。今回は「ST-297 CLV」を基に改良された最新バージョンになるという。
ケーブル積載量は最大14,000トン
建造するケーブル敷設船の船体寸法は、全長149.9m、幅31mで1隻目の「Nexans Aurora」と同じ大きさ。しかし、ケーブル積載量は「Nexans Aurora」の10,000トンから約14,000トンへ増加。甲板上には最大10,000トンのケーブルを保持する分割ターンテーブルがあり、甲板下には3,500トンのターンテーブルに加えて450トンの光ファイバー用バスケットを備えている。
洋上風力発電設備をはじめとした海底ケーブルの敷設およびメンテナンス作業の要件を満たしている。2026年に完成する予定。
長さ | 149.9m |
幅 | 31m |
ケーブル積載量 | 14,000トン |
DPS | DP3 |
定員 | 90人 |
完成予定 | 2026年 |
出典:Ulstein Group ASA
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