世界最大のクルーズ船「Icon of the Seas」6月に海上公試
フィンランドの造船所Meyer Turkuは、Royal Caribbean International向けに建造している新造クルーズ船「Icon of the Seas」の海上公試が6月中旬に開始される予定であることを発表しました。
「Icon of the Seas」は、建造が決定している「Icon class」3隻のうちの1番船にあたり、2021年6月に鉄鋼切断式が行われ建造に着工していました。そして、同年11月にはLNG燃料タンクを搭載、2022年12月に進水、そして来月に海上公試を行う予定ということで建造は順調に進んでいるようです。
2024年1月に就航する予定の新造船「Icon of the Seas」は、総トン数250,800トン(推定)で完成すると世界最大のクルーズ船となる。Royal Caribbeanのクルーズ船では初となるLNG(液化天然ガス)を燃料とするエンジンを搭載し、陸上電力接続や廃熱回収システムなど環境負荷を低減に配慮した設備が搭載されている。
- 2021年6月First Steel Cutting Ceremony 鉄鋼切断式
建造場所は、フィンランドの造船所Meyer Turku
- 2021年11月LNG燃料タンク搭載
- 2022年12月進水
- 2023年6月海上公試(予定)
- 2024年1月就航(予定)
アクアドーム設置などの建造状況
アクアドーム設置
600を超えるガラスパネルが使用されているアクアドームは「Icon of the Seas」の特徴的なエリアのひとつで、最上部に設置されている。大組した状態のアクアドーム重量は363トン。
LNG燃料タンク搭載
長さ27m、高さ8m、重量307トンのLNG燃料タンク。
進水
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